2002/05/04(Sat)
匂いでわかる
『匂いの身体論』という本を読んでたら,「メンス臭」というのが出てきた。やっぱり。ぼくは昔から,どうも生理の匂いというのがわかる気がしてる。それは,ちょっとさびた鉄の匂いの混じったタマネギっぽい匂いというふうに思ってた。まさにズバリの記述に出会った。女の人は,月経時,妊娠時に,タマネギに似た匂いを発することがあるらしい。かなりヘンタイモード入りますが,「あれ,この人,生理中かな」と思うとき,ぼくは表情と匂いで判断している気がする。別に積極的に判断しようとしてるわけじゃないですが。どうも生理中の女性というのは他人と目を合わせる頻度が減るんじゃないかと,あまり根拠のない直感もあります。あと,動きに妙に無駄がない。いや,ヘンタイじゃないですよ。言えば言うほど,ヘンタイだ。
もう一つ,極東のモンゴロイドはアポクリン汗腺が少ないので,体臭が少ないという話。やっぱり南米やヨーロッパの奴らと違うと思った。絶対,日本人は匂いが少ない。と,いくら言っても信じてもらえなかった。
忘れもしない,あれは滞米中。ぼく以外は全員ヨーロピアン&ラティーノというメンバーでロス方面に旅行にいったときのことなのです。初日の夜,宿で。忘れ物と遅刻ばかりのブラジル人が,こう言った。「あっ,デオドラントを持ってくるのを忘れた!」。もうまたかよっ,とみんなあきれ気味なんだけど,それでもスイス人,フランス人,アルゼンチン人の全員が「オレのでよければ」「あたしのよければ」と,鞄からスッと,そのデオドラントやらを取り出したのに,ぼくは驚いたものだ。7人全員が持ってた。ソレは,太めのスティック状ノリといった感じのもので脇の下に塗り塗りするもの。
彼らの間では,シャワーを浴びた後にデオドラントを塗らないなんて,それは日本人で言えばまるで焼き肉たべて歯を磨かないというようなことらしい。ぼくは強硬に「日本人はそんなもの使わない! 匂いが少ない民族なんだ!」と主張した。ホレホレかいでみろと脇を突き出しつつ。そしたら「自分でそう思ってるだけだよ,匂ってるんだよ」と苦笑いされた。でも,やっぱりこれは根拠のあることなんだ。ヨーロッパでは,デオドラント市場ってかなりでかいらしい。
韓国人は2人に1人が,アポクリン汗腺がほとんど機能していない(=汗くさい匂いがしない)というデータすらあるらしい。
もう1つメモ。シャネルの5番つーのは,調香師たちの分類で「スパイシー」「ウッディー」などのジャンル語彙に当てはまらないアルデヒド系の2,3種類の匂いを使ったモノだそうな。ほかの匂いのジャンルが一般形容詞でカテゴライズされてるのに対して,それらだけはどうにも言いようがないので「アルデヒディック」と呼ばれるのだとか。で,あれれ,シャネルの5番ってどんな匂いだっけ。googleって,匂い検索はないんだよなぁ。
ついに,お気に入りだったHappy Hacking Keyboard Liteを捨てて,Logitechのワイヤレスキーボードに。会社で使ってて気に入ってるヤツ。6800円なり。ワイヤレスだと,じゃまだなと思ったときに,すぐに机からどけられる。これが非常に便利。
一気にキーが増えた。HHKって,テンキーがないどころか,ファンクションキーもないし,漢字キーもない。数えてみたら,たった60個しかキーがない! 新しいキーボードには,112個のキーと11個の機能キーがある。なんてゴージャスな。
さっそくカスタマイズ。無変換キーをCTRLに。変換キーをALTに。「カタカナ/ひらがなキー」をSuperに。F8を「漢字キー」にしてみた。これだけキーがたくさんあると,割り当て放題だ。うーん,楽チン。
しかし,WindowsとLinuxで,もろもろのキー操作の統一をとらないと,けっこうストレスがたまる。Windowsのキーボードドライバってタコだから,無変換キーを使うためには109にするしかない。そうすると,カギカッコの位置とかアットマークとか,どうにも調整しようがなくて,かなり煩わしい。
2002/05/08(Wed)
誤理解
某イギリス系ベンチャー企業のCEO,CTOにインタビュー。通訳さんの仕事ぶりを観察。あの通訳者の取る独特の記号だらけのノートって,どうもこれといった決まりがあるわけじゃないらしい。今日の人のメモは,かなり独特。英語のメモが妙な省略カタカナだったりする。ジロジロ見てたので,やりづらかったかも。
丁寧でわかりやすいビジネスマンの英語だから,ちっともむずかしいという感じはない。でも,わかってるつもりで聞いてても,通訳さんの日本語を後から聞いてみると,自分の理解にモレがあるのが良くわかる。まるっきり意味を取り違えたところもある。これは知らないぞという単語も1つあった。
インタビュー後に話を聞いてみたら,今日の通訳さんは,キャリア15年のベテラン。当たり前だけど,やっぱりめちゃくちゃ英語がうまい。ぼくがわかる限りでは,日英・英日とも驚くほど正確で訳しモレがない。日本語アクセントの残り方と発話速度から言って,幼年時を英語圏で過ごしたという感じではない。ということは,地道な努力で身につけた語学力ということか。ベテランのプロと比べる方が間違ってるけど,やっぱり英語学習の道のりは遙かに長いなぁ,と。
2002/05/10(Fri)
遅刻してもしなくても
表へ出ると雨。バイクの直線距離だと15分でいける会社も,地下鉄だと30分。バスだと下手すると40分。会議に遅刻するギリギリの時間だったので,焦ってタクシーを拾う。5分前に着。
企画書をプリントアウトして必要な人数分をコピーする。5分もあれば十分だろうと思ってたら,見事にコピー機がマーフィーの法則を証明してくれた。紙詰まり。コピー機のあっちを開け,こっちを開け,ジャムった紙をつまみ出す。途中までコピーされていた分と,いまつまみ出した印字損じの分って,ちゃんと整合性を持って作業を再開してくれるんだよな,おい,とコピー機に願いつつ,再開。
今度は「トナー補給」。手を真っ黒にしながら,トナーを補給。これでどうだっ,動けよと思ったら,いきなり「電源を切ってください」という表示。
つき合いきれんと,隣の編集部のコピー機へ飛びうつったら,こいつがまだおねんね中だった。ウォームアップに5分ぐらいかかる。いっそ別の階のコピー機を使ったほうがいいんじゃないかとか,レーザープリンタで人数分打ち出したほうが早いんじゃないかと悩みつつ待つ。一刻も早くウォームアップしてくれるように,コピー機のおなかをさすってみたりする。効き目ねぇ。
20分も遅刻。……,でも集まりが悪いやん。みんな来てヘンやんか。まあ,うちの編集部において5時間の会議で20分の遅刻って,誤差範囲ってヤツだ。
もう4回目ぐらいになるヨーカ会。新宿8時スタートで,6〜8人ということだったのに,8時に店に来たのはぼく1人。やたら混雑してる店に1人寂しく入るのもイヤだし,幹事もいないし,少し待つかと思って,受付で待つことに。そして30分間誰も来なかった。
30分して幹事が来た。2人で入って,さらに30分してもう1人。計ったようにピッタリ30分後にもう1人。10分後に1人。さらに遙かに遅れて1人,もう1人,もう1人。2次会から合流した最後の1人が来たのは,12時過ぎ。しかし,朝5時まで飲んでたってことは,合計9時間なわけで,これまた30分や1時間は誤差範囲。
遅刻しても,遅刻しなくても,待つ日だったなぁ。にしても,30前後の男女,それも半分弱が既婚というメンバーが,毎月毎月ことごとく朝まで飲む会って,やっぱりヘンだよな。
2002/05/13(Mon)
ラーメン屋の敗北宣言
フランスのナントカ地方産の岩塩を使ってるだの,モンゴルの天然かん水を使ってるだの,そーゆーのをメニューに誇らしげに書くラーメン屋はいかがなものか。そういうのを喜ぶお馬鹿な客が多いというのはわかるし,マーケティング手法として有効なのもわかるけど,食材自慢って,食い物屋としては敗北宣言じゃないのかと思う。うまいモノを出せ。能書きたれるな。能書きで金取るな,味で金取れ,ばかやろう。書かなきゃ誰も気づかないような塩を使って,味が変わると思ってるなんて,ばかやろうだ。
もはや消費者は,購入する商品の正味の中身,それが持つ価値についての判断を,己の嗜好や感覚,ただそれだけを信じて持つことができない。洗剤や,清涼飲料水,化粧品といった中身に違いがない商品ばかりでなく,いまやそれは,もっとも人間生活の基本となるようなモノ,食材にまで及んでいる。ブランド。外見。風評。ファッション的気取り。
全然雑誌なんかに紹介されたこともないし,場末のラーメン屋なんだけど,「オレはね,ここのチャーシューが好きなんだよ。ほら,うまいだろ。なっ?なっ? ここは東京で一番だよ」と自信を持って言える人が,ぼくは好き。
裸の王様は思い切り指さして「あいつは裸だ」と言えばいいと思う。最近,能書きたれるラーメン屋多すぎるよ。研究はしてくれ,講釈はたれないでくれって感じ。まずい店は早晩つぶれるからいいんだろうけど,問題はたいしたことないくせにたいした顔して商売やってるトコロ。
宇宙飛行士の若田光一が,CNNアジアでインタビューに答えてた。気になるのは英語。日本人の英語が実は気になる。で,若田さんの英語は,今までぼくがCNNで見た日本人の中では,かなり上手なほうだけど,やっぱり何かが違うんだよなぁと思う。うまく言えないけど,日本人の英語は英語っぽくない。いや,発音のことじゃなくて。発話スピードでもない。
同じ外国語として英語を話すノンネイティブでも,ヨーロッパ系の人たちの英語は,はるかに英語っぽい。発音や流暢さに関しては,日本人でもかなりのセンまでいけるけど,どうも語彙レベルがなかなかあがらないんじゃないかという気がする。それと,英語を話すときに消費するシナプスの数が多量なものだから,内容がどうも空疎になりがちで,冗長という気がする。これは,CNNのテレビ討論に参加しちゃうような日本人,たとえばニューヨーク市立大学で政治学を教えてるような大学教授の英語でさえそう。ネイティブに混じると,全然ごまめだ。ドイツ人とか英語のうまい人なんかと比べると,見ていてハラハラするぐらいに英語が下手。
なんてことを思ってたら,こんどは外交評論家の岡本行夫という人が画面に出てきた。経歴の割に,この人の英語も全然下手で驚き。インタビュアーがほほえんでしまって,質問が続いてないじゃん。
アラファト議長の英語は,きわめてナマリが強いし,決して流暢ではないけど,非常に根っこから言葉を出してきている感じがする。たまに隣にいる通訳者に「これこれは英語で何というのだ」とアラビア語で聞いてるみたいだけど,彼の言葉は,すべて彼の心の中から,正しい信念と論理に基づいて出てきている感じがする。
もしかすると,これは想像力の問題かもしれない。日本人の英語にハラハラするってのは,つまり日本人なら,顔と経歴を見れば,だいたいどういう言葉を使うかは推し量れるわけで,それと外国語との乖離が一瞬で,ぼくには判断できる。でも,アラファトがアラビア語でしゃべるとき,彼がどれほど知的で,どのくらい心を動かすような言葉を使うのかは,ぼくには想像できない。ややたどたどしい英語を通してしか,彼を見ていない。
2002/05/14(Tue)
圧倒的な情報量
現場の声のヒアリングとかで,新社長と面談。あれこれ言いたいことを述べる。聞きたいことを聞きまくる。かなり正直に現場の気持ちを吐露しつつ,ぼくが考える現状の問題点を,縷々開陳。45分の持ち時間をだいぶ超えて1時間ほど話してしまった。
経歴や伝聞からの勝手な想像で,新社長という人は,超人的にキレる人,なにか人智を超えたような天性の人間的魅力を備えた人というのを漠然と想像していたけど,わりとふつうっぽい印象。現場の人間であるぼくに対して,自分を印象的にアピールしようとしている気配がちょっと見え隠れしたりして,ああふつうの人なんだなと思った。もっとも,分析の言葉や方法論,その論理的明晰さは,さすが一流という感じ。
会話の最後に「うちの会社は変わりますか?」と聞いてみた。「変えなきゃいけないところだらけでやりがいがあるね(笑)」というお答え。ふむふむ。
仕事の調べモノで,Webの隅々をつつき始めたら,関連情報の膨大なことに唖然。3時間かけて,ニュースや技術情報,論文を読みふけって,ようやく全体像がおぼろげに見えてきた感じ。こりゃ大変だ。でも,情報量が多いというのは,つまりそのネタがホットだってことにほかならないわけで,とってもおもしろそう。
2002/05/16(Thu)
ココイチ
編集部というところなので,うちの職場には,献本がたくさん届く。そういう貰い物の本の山であふれかえった「ご自由にお取りください」と書かれた段ボール箱があちこちにある。だいたいちょっと古くなった本とか,わりとどうでもいいって感じの本が多い。
ゴソゴソとあさっていたら,『本の未来はどうなるか−−新しい記憶技術の時代へ』(中公新書)というのが出てきた。いつのまにか忘れていたけど,これって,ぼくが編集担当だった連載記事の著者が,あれこれのテキストや取材の結果を書籍にまとめた本。で,あわてて拾いあげた。そうそう,ぼくがアメリカに行ったころに上梓されたんだよな。
読んでいたら,かつて扱った写真や図版が出てきた。とか,思ってたら,ぼくが,とある電子書籍マシンを手に抱えて撮った写真も出てきた。あっ……。不思議な気分。
会社のそばに,ココイチができた。カレーCoCo壱番屋。インド系やアジア系じゃない,イギリス系というか明治期に日本に入ったカレー系では,一番好きなカレーだったりするんだよなぁ。毎日行ってしまいそう。というか,開店後2日はとりあえず連続で行っている。
前からずっと「ココイチできるといいよね」と,同僚と話してたりしてたぐらいなので,ほとんど念力で誘致したようなもんだ。
2002/05/18(Sat)
わッたしが何粒の涙を泣いたか
Mozilla.gr.jp主催のMozilla1.0リリース記念パーティーに参加。いや,1.0のリリースは間に合わなかったけど。まあ,数日以内というところか。それにしても,いよいよリリースなんだなぁ。結局3年かかったのか? 開発者の1人,14歳のzachくんは,なんと12歳のときから,プロジェクトに参加してコードを書いてるらしい。
ごぶさたぶりのKさん。噂では聞いてたけど,いつの間にか会社を作ってた。新宿でパスタ。
どこからともなく聞こえてきた桑田の新曲が気になった。「Do you know how many tears I have cried」。cry tearsって一体なんだ? 泣くという意味では cry は自動詞で使うのがふつうじゃないのか。「I cried」はいいけど「I cried tears」ってなんだか妙。大声で怒鳴るような意味でなら,他動詞として cry something とか cry out something とも言うんだろうけど,cry tears って,かなり気味が悪い。「涙を泣く」みたいな感じ。
辞書を引いてみたけど,やっぱりヘンな気がする。そもそも cry ってワンワンと声をあげて泣くことだけど,そんなことが言いたかったのか,この歌詞は? むしろ言いたいことは weep じゃないのかと思う。「どれほど泣いたか」というなら,「how many times I have cried」か「how many times I have shed tears」とかのほうがマシという気がする。
1つ発見。tears は,形容詞が付く涙なら他動詞として cry できるらしい。「She cried bitter tears.」は用法として存在する。これは納得がいく。cryには涙を流すという意味があって涙は前提とされてる。だから「cry tears」は「痛い頭痛」というような冗長性がある。でも,形容詞が付けば,それは何か感情のこもった特別な涙をを指すわけで,それは他動詞の目的語になって,ちっとも不思議じゃない。「痛い頭痛に悩まされてる」はヘンだけど,「死ぬほど痛い頭痛に悩まされてる」は可能。そうか,書いててわかったぞ。日本語でも英語でも,ある1つの言葉に含まれている別の語彙は,それを形容するときには,その語彙が外部に顕在化することがあるってことだ。当たり前か。
そもそも自動詞と他動詞の違いって,要するにその動詞の目的語となりうる語彙の広がり,その広さ,あるいは狭さにかかってるのかもしれない。その広がりが広すぎるときには,目的語を取らざるを得ない。いきなり会話のはじめに「I will tell.」といったら,「You will tell who, what?」と返ってくる。でも,文脈次第でこれが可能になる。「I will tell him that.」の him や that が双方に了解されているとき。あるいはすでに言った事柄についてなら,「Like I said,」と言う。
逆に,その動詞の目的語となりうる語彙の広がり狭いときには,その動詞はそれ単体で機能する自動詞になる。不完全自動詞なんていう妙なくくりが文法書にあった気がするけど,これはむしろ,他動詞的自動詞とでもいったほうが,より本質的じゃないのかしら。どっちにしても,こういう違いって,名前を決めて分類しすぎると,本質を見逃すのじゃないか。そのボーダーラインは,きわめてアナログなグラデーションをなしていて,かっきり分類することはできない。しかも自動詞性が強いか,他動詞性が強いかは,同じ動詞でも用いる意味によって変わってくる。
良く日本人(だけじゃないけど)が自動詞として使ってしまう動詞に「discuss」がある。「We discussed about it」の誤文訂正は文法問題の定番。英語の勉強をはじめたころ,こういう自動詞か他動詞か,あるいはどういう用法があるのかというのは,ひとつひとつ丹念に辞書を引いて覚えていくのが基本だと思っていたけど,ほんとうはそうじゃないのかもしれない。学習すべきなのは,コロケーションであり,個々の語彙の意味空間の広がり。自動詞だの他動詞だの言わなくても「cry tears」がヘンなことは,見ればわかる。それは cry という語の持つ空間が漠然とぼくに見え始めているからで,それを可能にするのは,大量のインプット。
同じように,名詞の可算,不可算の違いも,どれだけその名詞のイメージを正確に把捉しているかにかかっているという気がする。初めて damage,noise,furniture が不可算と知ったとき,非常に気味が悪かったのを今でも覚えているけど,今はむしろ,damages と言われると,気味が悪い。これは単語の響きとかがパターンとして脳内に刻まれたというより,この語彙の指し示す先が,少し見えてきてるからじゃないかと思う。
久しぶりに文法のことを思い出したら,書きすぎた。ともあれ,桑田の cry tears。桑田は日本語でも確信犯的に,通常の用法から離れた言葉を織り交ぜて使うので,もしかたら,そういうこともあるのかな……,というのは,たぶんうがった見方。単に破格の表現,まちがった気味の悪い英語だ。
最近歌詞のサビに日本語を混ぜ込んだ外国語の曲も耳にすることが多い。そういうとき「えっ,なにその日本語?」と,たいてい思う。言いたいことは十分わかる,でも,「そりゃねぇだろ」というヤツ。桑田の「Do you know how many tears I have cried」は,日本語だと「わッたしが何粒の涙を泣いたか,あなたシてるカっ?」という感じだろうと思う。
J-POPにあふれるナンチャッテ英語に触れるたび,非常に切ない感じがする。なぜだろうか。もちろん,自分の英語がナンチャッテ英語だという自覚がある,というのも1つの理由。
2002/05/31(Fri)
ミラージュブラックのS30購入
IBMのThinkPad s30が14万9800円という情報を得て,がぜん欲しくなる。いわゆるThinkPadブラックの,艶消しボディのヤツが断然ぼくの好みで,ミラージュブラックモデルしかないという話は残念だけど,格安にもほどがあるという値段。
さっさと原稿を書かないと,台北出張にいけないという状況下の朝6時,30分ぐらい悩む。で,とうとう買ってしまった。自分がIBMユーザーになるとは。すまぬ,Panasonic。すっかりLet'snote Lightの夏モデルを買うつもりになってたのに。
高揚してウキウキ報告したのに,編集長は「キリギリスだね」とか言う。冷静になってみれば確かにキリギリス的な購買行動。しかし,この高揚感! 単に目の前の危機的状況からの現実逃避的心理かもしれないな,と思いつつ。
編集長に台北で見るべきトコロを地図に書きこんでもらう。
NISHIMURA Ken <nis@bigfoot.com>