the other side of my days
ご意見,ご感想,ごいちゃもんなどございましたら
NISHIMURA Ken <nis@bigfoot.com>まで。


2000/06/01(Thu) 一生独身で生きるということ
2000/06/02(Fri) 結婚する奴は馬鹿だ
2000/06/03(Sat) すまんIP接続サービスだ
2000/06/04(Sun) 悪夢
2000/06/05(Mon) ケータリングのプロ意識!?
2000/06/06(Tue) 願望
2000/06/08(Thu) 大トロ
2000/06/09(Fri) ひさしぶりやんけ,最近どない?
2000/06/11(Sun) ウラミの滝
2000/06/12(Mon) 常時接続
2000/06/13(Tue) Softly as in a morning sunrise
2000/06/14(Wed) ビール飲みのみ
2000/06/15(Thu) 7年前のソースコード
2000/06/16(Fri) オーストラリアのワイン
2000/06/17(Sat) 19歳
2000/06/18(Sun) Rubyはじめました
2000/06/19(Mon) ぜんぜん余裕なんかねーって
2000/06/20(Tue) 梅雨は?
2000/06/21(Wed) DB
2000/06/22(Thu) 七五三
2000/06/23(Fri) 4年ぶりのノートPC
2000/06/24(Sat) しったか
2000/06/25(Sun) 国外逃亡
2000/06/29(Thu) From New York


2000/06/01(Thu)

一生独身で生きるということ

5月なかばに書きかけて中途半端になったままのものを,そのまま。

欲しい本があって,会社のそばの紀伊国屋に立ち寄った。目的の場所につくまでに『新・シングルライフ』(海老坂武)という本が目に入った。一見して何の本だか分かる。まさに,最近のぼくの問題意識にかかわる本。すぐに手に取ってしまった。
独身を意味する「シングル」って,唯一「シングルマザー」という言い方に残っているだけで死語だと思ってた。いや,どうりで死語と思うはずで,いまから15年も前に出版された『シングルライフ』というベストセラーになった本が,シングルという言葉の,そもそもの出どころらしい。その著者が15年経ち,老年を迎える前に書いた本が,この本らしい。読んでみようと思ったのは冒頭に書かれていた著者の若いころの話。
フランス文学者でもある著者の海老坂氏は,高校生のときにカミュやサルトルを読んだことで,結婚なんてくだらないという漠然とした考えが固まったのじゃないかと自己分析している。とくにカミュの『異邦人』。そういう考えに結びついたといって著者が引用している箇所が,ぼくの脳裏に焼き付いているのとまったく同じ箇所だった。いまでこそ,ぼくは「結婚するつもりはない」と言ってるけど,少し前までは「いずれ誰かに結婚してほしいと言われたら,結婚するかもしれない」と言っていた。そういうぼくの言葉の元になったのが,カミュの『異邦人』に出て来る会話で,著者も引用していたこんな会話。
主人公のムルソーが恋人のマリーに「私を愛しているか」と聞かれると,「そんな言葉には何の意味もないけど,たぶん愛していない」と答える。また,マリーが「私と結婚する気があるの」と尋ねると,「どっちでもいいけど,君が望むならしてもいい」と答える。
この会話が引用されていることを見ただけで,読んでみようと思った。独身主義者という言葉があるなら,結婚主義者という言葉があってもいいじゃないかという著者が,結婚,恋愛,子どもについて語るところには多いに共感できることがあった。勇気づけられもした。
ジジクサイことが書いてあるのかなぁと,それほど期待していなかったから,その分,発見は多かったし,多いに共感もできる本だった。結婚というのは実にヘンな制度じゃないかと感じるぼくの考え方は全然特殊ではないのだ。
帯に「哲学」と書いてあるほど堅苦しいことを言ってるわけでもなく,むしろ軽妙だし,良い意味で枠組みにとらわれない自由さがあるのがいい。65歳を過ぎた著者が描くシングルライフは,ぼくにとってはかなり具体的で参考になる。結婚せずに一人で生きていくというのはこういうことか,と思った。一人で老いていく,一人で死んでいくというのは,こういうことか。いや,こういうことを考えなきゃいけないということか。
シングルライフをやりおおすのに,老年を迎える前の自死がベストなら,それもいいじゃないか。介助が必要になって肉親にうとまれたり,配偶者に面倒をかけるぐらいなら,自分で何とかならなくなる前に自分のことは自分でケリをつけるというほうが,いいじゃないか。孫がいくらいたところで死ぬときは一人。フカフカのふとんで大勢に見取られて死のうが,近親者もなく人知れず孤独のうちに死んで行こうが,人間の死にざまなんてたいした違いはない。
ぼくは自分で主張しているほど,自分が結婚しないとは信じきっていないところがあって,実際,これまで2度ほど結婚という言葉を口の中でころがしたことがあった。けどやっぱり。

2000/06/02(Fri)

結婚する奴は馬鹿だ

近所の24時間営業のスーパーが結構品揃えが良くて,朝4時に行ってもおいしそうな刺身とか肉とかが置いてある。なんとなく,久しぶりに寄ってみて,突然自炊もいいかと思えて来た。惣菜系が充実してて,目が欲してしまったというわけ。白いご飯が食べたいよ。
ご飯を炊けば,納豆も食えるし,魚も食える。明太子も食える。でも,冷蔵庫がない。これは結構痛い。保存できないとなるとベーコンひとつ買えない。結局,まぐろのお刺身とビールを買って帰宅。

昨日の続きというわけでもないけど。メモとして。『結婚する奴は馬鹿だ。----しない奴はもっと馬鹿だ(バーナードショウ)』。皮肉屋のバーナードショウらしいセリフ。

2000/06/03(Sat)

すまんIP接続サービスだ

偉そうなことを言う前に,たぶん範を垂れるべきなのだ。ISDN不要論を唱える僕は,INS契約を解約するべきなのかもしれない。なのに,ついつい他に選択肢がなかったもんだから,こともあろうにIP接続サービスに申し込んでしまった。本当に不本意なんだけど,月に数千円から1万円は通信費が違って来るということを考えると,やっぱり当座の「つなぎ」として,IP接続サービスは,あらがいがたい魅力を持ってるんだ。それに,腐っても常時接続なわけだし(IP接続サービスは腐ってると思う。64kbpsのINS回線を使う限り)。ああ,NTTの思うツボだよ。でも,うちの地域にDSLが来しだい速攻で解約するから。こんちくしょう。すまんな,ノイズをいっぱい出してるのかもしれんな。いやはや。
NTTの窓口はホントにやることが遅くて,申し込みから1カ月も経ってしまったけど,ようやく12日からサービスが受けられる。と,思っていたら,いきなり6月に入って,郵政省からNTTへ強い指導が入りそうなことが報じられた。全国でMDFを解放しろということらしい。これで,ますますはっきりしてしまった。やっぱり向こう数年の本命はDSLとCATVだ。ISDNは極めて効率の悪い,もはや過去の技術じゃないか。インターネットにつなぎたいだけなのに,なんで馬鹿高い交換機にとおす必要があるのか。そんなの要らないのだ。IPの時代じゃないか。固定電話なんて,もう要らないのだ。ケータイでいいじゃないか。IP電話が普及すればいいだけじゃないか。要するにパケットの時代なんだ。NTTには超一流の優秀な技術者がいっぱいいるのだから,そのくらい言われなくてもホントは分かってるだろうに。とか考えると,NTTという企業は何か回転の仕方がおかしいのだと思う。たぶん,まだまだ巨大すぎるんだろう。
不幸なことには違いない。巨費を投じて構築した交換機がフイになってしまうのだから。でも,技術革新によって,一夜にして不要になる技術を主幹業務として抱える巨大企業というのは,過去にいくらでも例があるだろう。
IP接続サービスを使うために,NTT-MEと新たに契約。IIJ4Uは19日で解約。Hi-Hoはそのまま。

2000/06/04(Sun)

悪夢

悪夢で目覚める。飛行機に乗り遅れて日本に戻れない。車のブレーキが効かない。ハンドルの感度が良すぎてまっすぐ走れない。

先週,某週刊誌の「勉強させてください」系の取材を受ける編集長の横で,技術的な細かい話なんかをアレコレやった。わざわざ神戸から取材のためだけに訪れたという,そのライター氏は,ぜんぜんインターネットのこともコンピュータのことも分かってない風だった。説明すればするほど,混乱させてしまいそうな感じ。メールも使ってないっていうから,「後でURLをメールしますよ」なんてことは言えない。
そんな人がインターネットの先っぽで起こってることを記事になんてできるのかしら,メモもそこそこしか取らないし,テープも回してないし,ちょっと不安。なんてコトを感じていたんだけど,それが,2,3日してドラフト原稿があがってきたのを見てビックリ。これがすっごく良くまとまってるのだ。ちゃんと人の話を聞いてるし,曲解,誤解もない。だいぶ自分で勉強をしたらしい形跡もある。細かい数字や事実関係も,そこそこ調べてある。これがプロの仕事だと思った。動物的嗅覚と,水を吸い込むスポンジのような理解力。なによりアッという間に形にしてしまうスピード。
それにしても,インターネットも使わずに,どうやって細かい事実とか数字とか拾って来たんでしょうねと,アホウなことを編集長にぽろっと言ったら,「んなもん,キミね,大新聞社なんだから社内向けの超強力な記事検索システムがあるに決まってるやんか」と返されてしまった。あそっか。

だいぶ厳しく催促を繰り返したけど,とうとう待っていた原稿が来なかった。10日近く締め切りを更新し続けたけど,さすがに限界。ふつうは締め切りのドミノ倒しは,ものすごくプレッシャーになって,どこかある時点で原稿は完成するものだけど,そうはならなかった。ボスと相談しての上,目の前で目次から抹消された。あぁぁ。同業者が見れば「落ちた」ことは一目瞭然の不自然なスペースができてしまった。
どんなに切羽詰まってでも,最終的には来るだろうと思ってた原稿だっただけにガックリ。クオリティは全面的に信頼しているライターさんだったから,最後の最後で原稿が来たら,読まずにそのままレイアウトに回して印刷所に入れるぐらいのつもりで待ったのに。
締め切りに間に合わせて書く,というのがライターの仕事だし,締め切りを守ることは原稿料のうち。同じくライターに血を吐かせてでも締め切りに原稿を取り立てるのが編集者の仕事。で,締め切りが守られなかった場合,どちらがより責任があるかというと,それは編集者のほう。一部のごく例外的な人をのぞいて,大多数の人間は,締め切りがあるから仕事ができるわけだし,取り立てがあるから原稿が書けるわけです。ということは,締め切りが守られないのは,編集者がアマい。言いづらいことを言って,たとえ人間関係が壊れる寸前まで行ってでも原稿をブン取って,最終的にライターとの信頼関係を築くのが編集者の仕事。反省。
ぼくはぼくで後まだ4ページ書かないと。あぁぁ。

2000/06/05(Mon)

ケータリングのプロ意識!?

ぼくの観察によると,都内を走るバイクの4〜5割はお仕事バイクだと思う。3割ぐらいはバイク便,1割ぐらいがケータリングサービス。ピザとか弁当とかですね。
信号待ちになると,だいたいぼくは「速そうな奴」とか「目が真剣な奴」とかに先を譲るほうなんですが,三輪車のケータリング系は,だいたいナメてかかってるわけです。遅いし,キレがないし。あ,一番キレがいいのは,モトクロス系のバイク便のお兄さんです。そこまでするかってほど,ぎゅんぎゅん走ります。まあスピード勝負の業界なので,真剣なんでしょう。
で,今日の話。キレのないケータリング系を2台ほど「ふふん」と抜いて,信号待ちモードに入り,ふとミラーで後ろを見てびっくり。なんとピザと弁当の2人が2人ともほぼ同時にエンジンを切って横断舗道を駆け足で渡りはじめたのだ。ぐんぐんバイクを押して,とうとう変則右折をしてしまいやがった。信じられん! 信じられないショートカット。これが1分1秒でも速く,というプロ意識なのか。それとも単にせっかちなのか……。いや,考えてみれば今までも似た光景に出会ってる気はする。よく押してるよ,彼ら。バイクって,降りて押せば進めないところはないから,非常に時間短縮には有効な手段なんだよな。もしかしたら,そういう指導を受けてるのかもしれない。

ふぅ,どがっと一気に原稿を書いたぞ。これでなんとか終わるかな。

2000/06/06(Tue)

願望

ラブラブな恋人同士がラブな気分で目覚めた朝でもないかぎり,人の夢の話ほど聞かされてつまらないものはないけど,たまには夢日記を。分析歓迎(嘘)。
寝る前に頭の中にあったものが,ごちゃまぜに夢に出て来た。悪夢。悪い夢なのに,不思議と嫌な気がしない。夢の小道具や役者の多くは前日の記憶からできてるのに,大道具は意味不明。どこか歌舞伎町あたりの地下の飲み屋に友だちと一緒にいたと思ったのに,次の瞬間には,ぼくは行ったことがないシベリア鉄道の線路脇を歩いてた。曇天の午後。雪が降ってて寒い。大河にかかった橋をテクテク歩いていた。眼下を見下ろすと河にシャーベット状の氷が淀んでいる。河じゃなくて湖みたいな気もする。濁ってて,あんまり流れてない。しばらくのぞき込んでいて,ちょっとためらってから,3,40m下に広がる水面に吸い込まれるように飛び降りてしまった。水はどのくらい冷たいのだろうか,死因は何になるのだろうかと考えた。HDDに残した日記やメールを消しておけば良かったと思ったけど,もし死ぬのだとしたらどうでもいいことじゃないかと言い聞かせた。ざぶんと浸かった直後に見えたものは,ぼくの身体でかきたてられた泡だけだった。なかなか泡は消えず,何も見えない。上も下も分からない。水は少しも冷たくない気がした。ぼくは泳げるから,ここでは死なないんだと思った。実際,そこで目が覚めた。
自殺の夢は変身願望,水に浸かった状態というのは羊水に浸かった胎児に戻りたいという退行願望……,というのがもしかしたらありがちな分析なのかもしれないけど,そんなわけないよな。

深夜の1時に家を出た。環七沿いの,朝5時までやってる定食屋でサンマと納豆の朝食。うまい。オレより早く朝食を食ってるやつは,全国で1万人もいないに違いないとか,考える。いや,ふつう1時は朝飯とは言わんか。
2時に出社。次の夕方6時までかかって,ようやく仕事がほぼ片付いた感じ。

2000/06/08(Thu)

大トロ

朝7時に目が覚める。8時過ぎに出社。うまく行けば夕方には終わると思った作業が,待ち時間が長くて,さっぱり。つい夕方にウトウトして椅子で寝てしまった。
ひさしぶりに近所の居酒屋にビールを飲みに。大トロがうまい。キヌカツギというものをはじめて食べた。サトイモの小さいのをゆでたものらしい。塩をつけて食べると,けっこううまい。

2000/06/09(Fri)

ひさしぶりやんけ,最近どない?

朝8時に電話で呼び出され,すぐにシャワーを浴びて出かける。週末は雨らしく,ちょっと雲ゆきがあやしい感じ。空気が生暖かい。
最後の校正チェック。これが終われば解放されると思うと,表情がどんどんゆるんでいってしまう。2,3日前までのユーツそうな顔とはえらい違いだと思う,我ながら。じわじわと横隔膜あたりから充実感のようなものが上って来る感じ。とにかく,目の前にカタチになった仕事の結果がある。
午前中には終わると思ったのに,待ったりマッタリしてたら,いつの間にか正午になっていた。ただ待っているだけだったので,ボスと部内の4人で焼肉でも食いに行くかなんてことになった。みんな朝に出社して,お昼に「ご飯行きましょう」なんてふつうの会社みたいですねっ,とか妙な会話をしながら。
進行管理担当者に「ちょっとメシ行ってきま〜す」と,4人でのんきな顔して申告したら,「特1関係者は絶対行っちゃダメ! マジで!」と,止められた。「えっ,メシも食うなってことですか。だって,どうせ夕方入校でしょ」と返したら,彼女はキレた。「ざーっけんなっ,だから2時に絶対印刷所に入れるって言ってんじゃん!」と,怒鳴って,机をババーンと手の平で叩いた。こわかった。後で気づいたら,その10分前ぐらいにメールが来てて「編集担当は入稿が終わるまで外出禁止&5分以上の離席も禁止!」と書いてあった。そっか,行き違いだったのか。そりゃ怒るわ。もう,ぼくとしてはノホホン気分だけど,まだまだ部内はピリピリした状況。
やらなきゃいけない仕事はいろいろあって,待ってる間にそれらをやっつけてしまえばいいのだけど,終わったばかりのこの時期は,机に座っていてもソワソワしてしまって,そんなことはできない。最近出たばかりの『リスト遊び〜Emacsで学ぶLispの世界』という本を読んだ。なんだ,いい本出してるなぁ,うちの会社。Linuxユーザーなら知らない人はいない,Mewというメーラの作者が書いた本で,Lispの基礎概念と再帰プログラミングだけに絞って丁寧に解説された小さな本。どうもEmacs Lispが分かった気になれないと思っていたのは,要するにLispを分かっていなかったからだとはっきり認識できた。一気に読み終わると,著者があとがきで推薦している『The Little Schemer』も,Amazon.comで速攻で注文してしまった。Lisp,おもしろいよ。CやC++とは,全然違う世界が広がってる。Cってほとんどアセンブラだから実装は簡単にイメージできるけど,どうやったらLisp処理系って実装できるのか,そこのところがどうも分からん。
15時,校了。今月も終わった。予定通り焼肉へ。4人でタクシーに乗りこんで,大久保の韓国料理屋に行く。キムチがうまい。コップ1杯のビールで,なんだかテンションが上がる。
17時,新宿西口ヨドバシカメラでDVカメラ購入。親父の還暦&引退プレゼント。16万5000円也。心配なのは,ちゃんと使ってくれるかどうか。使えるかどうか。少しでも操作の簡単そうな奴,ボタンの少ない奴をと思ったけど,やっぱりボタンの少ないのは,機能的にも見劣りがする。結局,ソニーの次に売れてるらしい,シャープのビューカムにした。

20時,赤坂見附で高校時代の友達2人と待ち合わせ。
タカクワに会うのはたぶん10年ぶりぐらい。顔の印象は変わらないけど,10cmぐらい背が伸びた気がすると言ったら「そんなわけないやん」という顔で笑った。人の良さそうな笑い方は,相変わらず。そういえば,パパになって1年と聞いたけど,意外にパパっぽく見えない。
ちょっと遅れてやってきたハヤシは,大阪から東京に転勤になったばかり。会うのは1年ぶり(あ,日記に残ってる! 99年6月16日だ)。さっそうとスーツの上着を肩にかけて,知りもしない街を大股で歩く。仕事が順調で,自信のみなぎる29歳。いいね,カッコええわ。人ってみかけによらんというか,わからんね。小学生のときから知ってるわけやけど,正直言ってお前が仕事向きの人間やと思わんかったよ,ハヤシ。まして営業職なんて。マネージャなんて。IT業界なんて。でもな,天職やってんで,きっと。水を得た魚のような顔してるもん。まあ,とにかく琵琶湖湖畔の別荘めざしてガンガン仕事がんばれっ! あ,公開私信になってしまった。
「お前ら2人とも,どないしてん,ネクタイなんか締めて! サラリーマンみたいやんけ」と言ったら,「お前学生みたいやな」と返されてしまった。今日はエリのあるシャツを着てたのに……。仕事の話,家庭の話,あれこれ……。また飲もうぜ。

2000/06/11(Sun)

ウラミの滝

週末は熱海の実家へ。親父へのプレゼントに買った,DVカメラの画質の良さと手軽さに,ちょっと感動。動画もおもしろいかも。
夜8時ごろにソファで横になったきり,12時ごろまで寝てしまった。12時の次は4時,6時,8時,9時と,何度か目が覚めながらも,延々と合計で13時間も寝てしまった。
父親がすっかりPowerPointユーザーになっているのに驚く。講演でプレゼンする機会が増えたんだとか。「これだけ作ったよ」と言って見せる封筒いっぱいの資料の山にびっくり。たいしたもんだ。でも,図形の使い方を知らずにチャート図を手書きで描いていたので,「挿入して右クリックが味噌」と,ワンポイントだけレッスン。時間がなくてExcelまでは手が回らない。

日曜日は地元の人の案内で,熱海のおとなり,三島市内を観光。ある意味で,というか,ふつうの意味では初対面の人なのに,車で連れ回してもらって案内までしていただきました。三島の街は,規模や雰囲気がどことなく,ぼくが育った大阪の枚方市に似ていて,とても懐かしい感じ。はじめての土地とは思えない。三島大社,狩野川,裏見の滝,反射炉。黒ハンペン。奈良橋の蔵バー。
帰りは新幹線で東京まで。三島−東京はこだまで1時間弱。時間距離で言えば,遠いところではないんだな,きっと。

2000/06/12(Mon)

常時接続

IP接続サービス開通。ダイヤルアップの設定変更でつまづきまくって,つながるまでに2時間以上もかかってしまった。PAPだCHAPだとか,あれこれ設定をいじくり回してdialdのmanを眺めて,ログと格闘して……。特別なことは何もいらないはずと思いつつも,うまくいかず,Webで情報あさったり。それでもつながらなくて悩んでいたのに,つながらなかった原因はログインユーザー名を間違えていただけというオソマツなオチ。がっくり。
とりあえず,ふつうに64kbpsなりのスピードも出てるみたい。これで昼間も接続を切る必要はなくなった。
ADSLの東京めたりっく通信のページにサービス地域拡大という見出しがあったのでクリックしてみた。まさか自分の地域が入ってるわけがないよなぁと思いながらも,どっかで期待しつつ。そうしたら,03地域でサービス対象になってる局番がすっごい増えててびっくり。ブラウザの画面をスクロールさせながら,ちょっとドキドキしてしまった。「あ,5300番台だ! あったあった。どれどれ5302,5304……,5333,5334,5350,5351,5352,5353,5354……。おーい,うちの5305だけ何で飛んでるねん」とか。これって合格発表みたいな気分。

2000/06/13(Tue)

Softly as in a morning sunrise

朝,予備の名刺が2枚しかないなぁと思いながらも,名刺を補充するだけのために会社に寄るほどでもないかと,現地直行。大田区のC社を取材。前日の夜に「キミも来なさい」と同行するように言われて急なことだったので,詳細を知らずに現地に着く。着いてはじめて,朝10時半から17時までフルの取材だと知らされる。ショック。てっきり午前中で終わる取材と思っていたのに。
取材帰り,編集長以下4人で,新宿の中村屋でインドカリー。ふぅ,さすがに1日仕事の取材は疲れる。ああ,やろうと思っていた仕事が……。時間があると思っているときほど,時間の使い方は荒くなるもので,夜はあまり仕事にならず。
突然,出張の打診。おお,行きたいかも,PC Expo2000。いや,もともと行きたいとは思ってたんです,とか急に調子のイイことを言い出してみた。あんなのやこんなのが出そうだという噂は聞いてるので,最近のコンピュータショウにしては珍しく,期待できそう。しかし,月末の海外出張となると,あれこれ仕事済ませておかないと。

雨,雨,雨。バイクが使えなくて,会社とウチと「街」の関係が死ぬほど不便な位置関係にあるんだなと再認識。バスの路線は半端,地下鉄だと乗り継ぎがいっぱい。タクシーを拾いたくなる気持ちを抑えて,雨の中,帰りはゆっくり歩いてみた。なぜか口笛が止まらない。

メモ。以下,考え中の配列。
 Ei Uu Ui Ai Ou | M  Y  R  W  P
  E  U  I  A  O | T  N  K  S  H
 En Un In An On | G  D  D  ,  B
 
シフト動作で拗音を表現するかどうかが問題だけど,シフトは面倒くさそうだしなぁ。親指を1,小指を5とすると,指は数字が減るほうには滑らかに連続打鍵できても,数字が増える方向にはぎこちなくしか動かない。いちばん速いのは4-3-2のライン。2-3-4の3連符がむずかしいのは,3日坊主の(音楽の)キーボードで経験済み。ということは,UとIは逆のほうがいいかもしれない。過去の日記やメールで書いた自分の文章を解析して,母音,2重母音の頻度を調べてみよう。
Dvorak配列は,
 " < > P Y | F G C R L 
  A O E U I | D H T N S
   ; Q J K X | B M W V Z 
 

2000/06/14(Wed)

ビール飲みのみ

17時半から始まった全体会議が,終わったのが20時前とあまりに長引いたので,「個別ミィーティングはメシ食いながらにしませんか」と提案してみた。で,すぐにオペラシティの釜飯屋でビールを飲みのみ,ブレスト。みんなオタクだよな,キーボードの話だけで,こんなにネタがあるかね。

5日前にAmazon.comに注文したばかりの『The Little Schemer』という本が届いた。本体+$5.95の一番安い便なのに,なんでこんなに早く届くのだ!? 驚き。開いてみて,本の中身の単調さに,さらに驚く。

2000/06/15(Thu)

7年前のソースコード

キーボード&日本語入力を考えるオフ会というのに参加した。オフ会というよりも,集いといった雰囲気で,その筋では有名な人達が30人ほど新宿のNSビルの会議室に集まった。いろいろ面白い話が聞けたぞ。

いまさらながら楽々キーボード(ラッキーボードと読む)を試す。しばらく打っていて発狂しそうになった。でも,確かに慣れればかなりいい感じに違いない。

驚いたことに,EXEファイルをクリックしてもらったら,7年の歳月を経て(おおげさな),ぼくが作ったゲームは動き出した。WindowsのDOS窓の中で,ぎこちなく。
部屋の掃除するたびに気になっていた,むかしむかしのフロッピーディスク。とうとう会社に持って行って編集部の98ユーザーに頼んで読んでもらった。いまやフロッピーディスクと言えば1.44MBが当り前の世界で,1.2MBのフロッピーが読める環境は,もう今を逃したらなくなってしまうかもしれない。いや,なくなりはしないけど,読む気はなくなるに違いない。
中身は半ば想像(期待)どおり,7年前,NECの98用に作った「落ちゲー」だった。自分で書いたCのプログラムに,かなり驚く。かなり汚くて,ダサいコードという気がするのは当時も今も変わらないけど,ものの2,3日で書き上げたと思えない量がある。フォントやグラフィックライブラリも,全部自分で作ってしまったのが今じゃ考えられない暇人ぶり(笑)。処理系付属のライブラリや,OSのAPI,BIOSコールを一切使わずに,ひたすら自分でI/Oを叩き,VRAMをいじくり回すというコトをやっている。
ポーカーの役を作っていくゲームで,その役を判定するロジックを考えることが,非常に楽しかった記憶がある(でも良く見ると,バブルソートなんか使ってるよ……。ダメだこりゃ)。2,3日間,学校に行かず,外出もせずに一気に作り上げたときのことを思い出す。ああ,プログラミングって,そういう楽しいもののはずなのだ。

2000/06/16(Fri)

オーストラリアのワイン

ボーナスが出た。出たらしいということで,同期の4人で久しぶりに集まって,ウチの近所で焼肉。うーん,久しぶりに良く食った。ワインを飲んだ。そして新宿へ移動して朝5時過ぎまでカラオケ。こういうの久しぶりだ。

2000/06/17(Sat)

19歳

どういうめぐり合わせか,若い子たちと飲む。19歳って,10歳違いなんだよなと当り前のことを考えつつ,つくづく年を取ったのだなと思う。

2000/06/18(Sun)

Rubyはじめました

Ruby(ルビー)はじめました。ちょっと前にRubyがLispに似てるといって驚いてる人がいて,そのときは何のことかわからなかったけど,ちゃんと頭からRuby本を読んだらわかった。Rubyの変数は容れモノじゃなくて,オブジェクトを指してるポインタなんだ。あー,なるほど確かにLispっぽい。納得。イテレータとか,リスト処理っぽい。
Rubyっていいかも。抽象性が高いし,スタイルが一貫してる。とにかくめちゃくちゃ強力なツールという印象。Perlが好きだと思ってたけど,それは「ちょこちょこ書けるスクリプト」が好きだっただけで,言語としてのPerlが好きだったわけじゃないと悟る。Rubyのほうが,はるかに書きやすいし,すっきり読みやすいものができる。ただ,Perlほどモジュールが充実していないのだけが,残念。といっても欲しいのはImageMagickのインターフェイスぐらいなんだけど。
で,この日記に登場する漢字の頻度や入力した母音の頻度,2重母音の頻度なんかをRubyのスクリプトで調べてみて,非常に面白い結果になったわけですが,それはまたの機会に。

2000/06/19(Mon)

ぜんぜん余裕なんかねーって

月末の出張決定だ。宿が取れた。ニューヨークだ。楽しみだ。でも,ぜんぜん仕事に余裕がなくなってしまった。出張がなければ今月はいいペースだったろうに。
本が読みたいのに。 この時期,深夜になると編集部にはほとんど人がいなくなる。0時,編集長を捕まえて,ひそひそ声で相談。いつ切り出そうかと思っていたことをついに口にしてしまった。「オレが君だったら君のようにはしないと思うね。いろいろ考えると損だと思うよ」と言われるものの,1年近く,ずっと動かせずに止まっていたものが,ともかく転がりだしたのだという気がするだけでも,気分はいい。どう転がるかわからなくても,転がさないよりマシ,というか転がさずにいられない気がする。「若くていいな」と言った編集長の言葉は本音だったと思うことにしよう。

2000/06/20(Tue)

梅雨は?

取材で渋谷へ。渋滞。夏のような日差し。アスファルトの照り返し。ゆっくりしか走れないと,そろそろバイクは暑い季節。そういえば梅雨はどこに行ったんだ?

Palmが飛んだ。明日からのスケジュールがわからない! どうしてくれるんだ,IBM。シンクロ? そんなもん使ってませんよ。悲しい。

2000/06/21(Wed)

DB

ダブルブッキング。といっても,昨日飛んだPalmのせいじゃないけど。

2000/06/22(Thu)

七五三

少なくとも2000年になってからはじめて。もしかすると1年ぶりぐらいで,ネクタイを締めた。ここ2,3年は,年に1度のペースでしかネクタイを締めてない気がする。鏡の前でネクタイの締め方がわからなくて,10秒ほどヒモをこねくらなければならなかった。
想像どおりの反応があちこちから。「わっ,スーツっ!」「なっ,なに!? なにネクタイなんてしてんの?」「あれ,パリっとしてどうしたの。わははー」「んー,そういうの着てると年齢相応のサラリーマンみたいだね」「あ,おめぇ腹やばくない? ふだんブカブカのシャツで隠してるけど,ビール腹来てるよッ!」。さすがに七五三と言われることはなかった。年を取ったのだろうかと思う。
今日は取材で川崎まで。暑い暑い。まあ,たまのことだから暑いのもなんか嬉しいというか。で,こんな日に限って秋葉で買い物。キートップリムーバをさがして,あっちこっちのショップをわたりあるく。なんでこんなに見付からないのだ?

「あ,聞き逃したっ,ナニ言ってるのかわからんっ。あ,迷ってるうちに次の問題に!」と,焦れば焦るほど,ますますダメという典型的パターンで,最悪のデキと思っていたTOEICの結果が帰って来た。思いきり点数が下がってることを覚悟して封を開いたのに,何かの間違いじゃないかと思うほど点数が上がっててびっくり。とりあえず900点を目標にと思っていたところ,875点も取れた! やった。でも,やっぱり何かの間違いじゃないかと思う。コレといって点数があがった理由が思い付かない。むー,少しずつでもラジオを聞いたり本を読んだりしたのが良かったのか。
いきなり900点のゴールが見えた気がした。30歳になるまでに,TOEIC900点というのを目標に本気で英語の勉強をはじめてみようと思っていたのに,計画はあまり意味がなくなってしまった気がする。というわけで,「TOEIC満点」を目標にしようと思う。目標は高めに。

2000/06/23(Fri)

4年ぶりのノートPC

ついにLet'snoteをゲット。
うふふ。買ってしまった,あこがれのLet'snote。ずっと,君が欲しかったのさ。ずっとひそかにに狙い続けていたのさ。とうとう買ってしまったのさ。といっても中古だけど。友だち中古で格安なのだ。ラッキー。
自分でノートPCを所有するのは,たぶん4年ぶりぐらい。なんかうれしい。出張に持って行けるぞ。にこにこ。さっそくLinuxマシンにしてしまおう。

2000/06/24(Sat)

しったか

生まれてはじめてシッタカという名前の貝を食べる。なんにせよ「はじめて」というのはワクワクして,いいものだ。
アワビとかサザエとか,ホントは貝類はあまり好きではないのだけど,まあ食べてみなと言われて食べてみた。ツマヨウジでヌルヌルとワタの部分まで引っ張り出すのがなかなか難しい。「貝のほうを回すんだよ」という教えにしたがって,慎重にこねくってみる。おお,出て来た出て来た。特別うまいとも思わないけど,そう悪くもない気がした。

100Base-TXのダムハブを買おうと思って新宿のヨドバシに行ったのに,実はそんなものは売ってない。10Base-Tのならあるけど。100Baseのは全部スイッチングハブになってしまう。といっても,コレガのとか安くて,5port版が4980円しかしないんだけど。というわけで,家庭はなくとも家庭内LANが充実。家の中をケーブルがのたうちまわってしまった。「長は短を兼ねる」と思って長めのUTPケーブルを買って来たけど,あんまり長すぎるのもダメだね。7mのケーブルなんてどう考えても必要じゃない部屋なのに。
Let'snoteの拡張バッテリ購入。2万7000円。高い! でも,これで7時間駆動だ。どうでもいいけど,Windows98ってホントにダメね。ちょっと触ってるだけで,飛んでしまう。もう,いい加減にしてほしい。リカバリーディスクを使って初期出荷状態にしてから,まだ2日しか触ってないのに,3回も不安定になったぞ。パソコンが本当の意味でコモディティとして一般に受け入れられる日が来るとしたら,そのときのOSは,こんなモノではないはず。だって,Windowsの設定を変えるだけでいきなり設定ウィザードがフリーズするんだもん。ぼくは比較的パソコンに詳しいほうだと思うけど,それでもこういう場合電源を切っていいものか,リブートしていいものか,ハッキリ言ってわからない。ものすごく不安な気持ちでリブートしなきゃいけない。こんなの家電だったら,速攻で返品だよ。

PENTAXの純正フラッシュが高いので驚き。てっきり6000円もあれば買えると思っていたのに,安いものでも1万7800円もする。もうこれが銀塩カメラ(いちおう仕事では一眼レフ使ってるんです)を使う最後の機会じゃないかと思うから,いまさら投資したくない。すでにデジカメでも十分仕事に使えるんだよね。
仕事で使うカメラだから失敗写真だったらダメージは大きいし,妥協してる場合でもないんだけど,さすがにショウを1回撮るだけで1万7800円も出したくない。個人持ちのカメラだから,会社のお金で買うわけにもいかないし……。うーん悩ましい。こんなことなら,さっさと故障してるフラッシュを修理に出しておけば良かった。

2000/06/25(Sun)

国外逃亡

結局やるつもりだった仕事は予想通り(!?),全部終えることができなかった。

2000/06/29(Thu)

From New York

というわけで,連日取材中なのです。New Yorkのホテルから自宅のマシンにログインできて,ふつうに作業ができることに驚きつつ,Web日記も更新してみたり。実験,実験。

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NISHIMURA Ken <nis@bigfoot.com>