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2007年05月03日
ボールジャグリング入門(5ボールカスケード)
5個の物体を投げる基本パターンは、3個の基本とまったく同じで「カスケード」(cascade)と呼ばれています。英語で小さな「滝」のことです。
ボールは身体の中央あたりから投げて身体の外側でキャッチします。ボールを受け取った手は下半分だけの円弧を描いて、再び身体の中央付近からボールを投げ出します。
右手で投げたボールは左手で、左手で投げたボールは右手でキャッチします。左右中央の頭の上30~50センチのところでボールがクロスしてマクドナルドの「M」ようなパターンが見えるはずです。Mをいかに小さく保つかが、ひとつの鍵です。
利き手に3つ、非利き手に2つ持って、そこからスタートします。
3つ以上のボールの握り方は、人それぞれです。流儀はいくつかあって、動画で詳しく見せているぼくの握り方は、割と一般的なものだと思いますので参考にしてください。
ボールを投げ出す順番や、逆にキャッチするときに手のひらのどの位置でボールを取るのかに関しても、人それぞれやり方が違います。そういう違いに気づいていない人もいるぐらいなので、あまり気にすることはなく、自分が自然に感じる形で好きなようにやればいいと思います。実はぼくも自分のキャッチの仕方について自覚がなく、3個目のボールは、基本的に親指の付け根あたりでキャッチしているものの、場合によっては指先で取っていることが少なくないという事実に、さっき初めて気づきました。
で、練習方法ですが、まずは5個だけ投げてキャッチする練習をしてみましょう。一定のリズムで投げて一定のリズムでキャッチします。こうやって、すべてのボールを1回だけ投げてキャッチするという動作を「フラッシュ」(flash)と呼びます。すべてのジャグリングパターンはフラッシュの繰り返しなので、フラッシュができないと話になりません。まずは、フラッシュがきれいな軌道でできるようになりましょう。
フラッシュの成功率があがってきて2、3回に1度成功するようなら、5投5キャッチではなく、6投6キャッチを試しましょう。それができたら、7キャッチ、8キャッチと増やします。続きそうな気がするなら、いきなり10キャッチぐらいしてもいいかもしれません。
ちなみにジャグリングの練習ポリシーには2種類の正反対のものがあります。「軌道が乱れたら、それは失敗の練習にしかならないから、すぐに止めたほうがいい」というものと「軌道が乱れても気にせずに、続く限り投げ続けろ」というものです。ぼくは後者のタイプですが、これは好みです。
以下は、5ボールの注意点とアドバイスです。習得の体験談の1つとして、昔ぼくが書いた「5ボール・ジャグラーになりたいぞ計画」というページも参考にしてください。
- 5ボールはむちゃくちゃ難しいです。練習密度にもよりますが、100キャッチができるまでに、早くても1カ月程度、ふつうは半年とか1年とかかかります。ちゃんと練習しないと何年もできないということもあります。
- 5ボールはむちゃくちゃ難しいです。100キャッチに到達しても、100キャッチがいつでもできるようになるまでに、100キャッチに到達するのと同じぐらいか、それ以上の時間がかかります。
- 5ボールの練習を始める前に4ボールファウンテンも100キャッチぐらいできたほうが苦労が少なくていいと思います。
- 高く投げたり低く投げたり、いろいろ軌道の高さは実験しましょう。ただ、高くしたらちょっと安定したとか、低くしたら記録が伸びたとか、そういうのは誤差というか、気のせいだと思います。でも、安定してくるに従って、軌道は高くなっていくと思います。
- 5ボールはなかなか伸びないので、3個とか4個でいろいろな技を並行して練習するといいと思います。
- 最初はほとんどの人が、右か左に回転してしまいます。これはボールが前後にぶれているからです。多くの場合、左手のスローが前に飛んでいて、それをカバーするために右手を差し出し、その結果として身体が左回りしてしまいます。これはジャグリング一般の法則ですが、「修正したいときには大げさに修正する」と効果があるかもしれません。左が前に飛んで行くのを直したいなら、意識の上では、むしろ後ろに投げてしまうのです。といって簡単に直るようなら苦労はしませんが、試す価値はあります。
- 最初のうち、軌道が横に広がっていって破綻することがあるかもしれません(これも、ほとんどの人が通る道です)。たぶん原因は、脳が手の動きに間に合ってないからです。投げるべきリリースポイントを過ぎてからボールを放しているか、ボールが指から離れる瞬間に、すっとボールの表面をなでてアングルを調整すべきところ、その動作が間に合わなくなってきて、それで徐々に投げあげのアングルが浅くなってしまうことが原因じゃないかと思います。言い換えると原因は「焦り」です。じゃあ焦らずにやれば直るかというと、そういうことではなくて、焦らずに脳の処理が間に合うようになるためには、一定時間の反復練習をやって、脳に処理回路を作らないといけません。
- 5ボールでは、いろいろ問題が出てくると思いますが、1つ1つ、自分なりに考えながら、理想の形に近づけるよう練習を続けることで、徐々にできるようになると思います。
- 体力や腕力はあるに超したことないですが、上達すれば、あまり疲れなくなるので、心配することはないと思います。
投稿者 ken : 2007年05月03日 23:59