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2007年02月10日

diaboloとdevilは同じ語源?

以前見た動画を2つほど。発明王エジソンは後に映画に使われる映写機も作りましたが、そのサンプルとして、日本人の曲芸師が撮影されたものが残っているようです。約100年前にパリにいた日本人たちのようです。もう1つは、パロディーっぽい映像ですが、笑えます。

どうでもいい話をひとつ。

「邪悪な力」と言えばスターウォーズ用語ですが、これは「evil」の直訳だと思います。日本語で「邪悪」というのは非日常的な言葉で、芝居がかっています。日常会話では特殊効果を狙って使われる言葉です。これに対して、evilというのはアメリカ英語では日常的に使われる言葉です。ブッシュ大統領はよく使うし、Googleの社是に「Don't be evil」(あくどくなるな)というのがあるのは有名な話です。マイクロソフトへの当て付けだと思います。

で、ふと思ったのですが、devilって、evilにdをくっつけた形です。と、思いつて急にハッとしました。もしかして、dはフランス語の冠詞で、devilはd'evilだったんじゃないかと。

英語だと形容詞というか動詞の過去分詞に定冠詞を付ける用法があって、例えば「disable(動かなくする)」という動詞から、「the disabled(不具者、障害者)」という用法が派生して、この用法は良く使われます。

フランス語のことを良く知りもしないのに、なんか、ミョーに合点がいった気になりましたが、これは全然違いました。devilとevilは語源が違うようです。こんなに似てるのに、ぜんぜん別系統の言葉から出てきてるというのは、うーん……、それだけじゃないだろうと言いたくなる感じです。現代の英語話者は両者に何か共通するものを感じているはずです。「邪悪」と「悪」みたいに。語形や発音が似ているのは、非常に重要なことで、もともと違う語彙や用法であるのに混同されて使われて、100年ぐらいで、しまいに1つの形に落ち着く語というにはよくことです。

と、アメリカ人に聞いたら「devilとevil、godとgoodは関連してるよね」と言われました。そっか!

という話は前振りで、びっくりしたのはディアボロ(diabolo)とデビル(devil)の語源が一緒かもしれないということ。これらは、少なくとも密接に関係した2語です。ジャグラーとしては、ちょっと驚きでしょ? そうでもないか……。

オンライン語源辞典のdevilの項によると、devilは中期英語の「devel」や古期英語の「deofol」、ラテン語の「diabolus」、後期ギリシア語の「diabolos」に由来する語だという話です。「罵る、悪口を言う」という意味だったようです。うーんと、diabolusという語とdaemonという語は違う語だったそうですが、英語を含めて、他のゲルマン系言語では区別がなくなってしまったと書かれています……、と書きながら、ぼくはもう自分でも何を書いてるか分からなくなって来ました。いや、そうそうラテン語やギリシア語のdiabolusからdiaboloとdevilが派生したってことで、このへん語彙の変遷が交錯してるかもしれませんよね、と。

diaboloの語源の話はどこでやったんだっけな、西川さんに何か教えて頂いた記憶があります。そうだ、にしのさんの掲示板だ。と思って探しましたが古すぎて残っていないようです。確かヨーロッパのジャグリング雑誌に語源の考察が出ていて、いくつかの説を紹介されていました。

まあ、ディアボロにしてもデビルにしても「悪魔的に難しい」というニュアンスもあるんでしょうね。英語では「devilishly」と言いますが、現代日本語口語、特に関西系で使われる「鬼のように」という用法と同じでしょうか。

で、結局なにを書いたのか、自分でも分からないブログエントリでした……。

投稿者 ken : 2007年02月10日 23:11

コメント

ディアボロの語源は di bell (ベル=おわん型、が2つ)、で悪魔(ディアボロス)とは関係ないという話だったかと。

で、デビルスティックも、中国語でのなんかから誤ってデビルに誤訳されたという説がありました。(記憶だけですが)
元来はフラワースティックの方が発祥が古く、両端についているのがやっぱり「ベル」なのでデビル(ディ-ベル)と関係あるかもしれません。

ただ、どちらも誤訳からとはいえ、ジョングラー(ペテン師)の雰囲気と合っているので定着したのでしょうから、
語感が似ているのはなんにせよ必然なのだと思います。

投稿者 にしの : 2007年02月11日 18:44

あっ、そういえば、そうでした。Kaskadeで
紹介されていたという話でしたね。
うーん、こうなってくると、
やっぱり語源学というのは、やっぱり
オヤジの駄洒落以上の意味はないんだなというか、
あんまり真面目に論じても、何が正しいか
なんて分からない、何とでも言える議論なんだな
という感も強くなってまいります(笑)

投稿者 西村 : 2007年02月14日 01:36

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