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2007年01月28日
97531初成功
今日の代々木公園は最高の天気でした。日中の気温は12、3度ぐらいだってでしょうか、春のような陽気でした。本気錬を始めると半袖Tシャツでちょうどいいぐらい。風もなくて晴れ、すばらしい練習日和。外で練習すると気持ちいいですね。青く晴れ渡った空に黄色いボールが吸い込まれて行く感じが、とても気持ちいい1日でした。
青い空に向かって思いきり投げたのが良かったのか、それまで邪魔していたフタでも取れたかのように、初めて97531が成功しました。単発でカスケードから入ってカスケードに戻れました。やっとこさです。
トスジャグリングでボールをやる人にとって5ボールカスケード100キャッチが、ひとつの達成点であるのと同様に、ぼくは97531はサイトスワップをやる人にとっての、ひとつの達成点じゃないかと思っています。5ボール100キャッチと同じで、通過点でしかないのでしょうけど。マラバリで久しぶりに会ったパーキン・暖君(というのは本名らしい)はb753144とか(8x,6)(4,6x)とかやってました。「(8x,6)(4,6x)ってさ、間に(6,6)か(4,2x)かを入れると左右がスイッチできるんじゃない?」と言ってみたら、パーキン君は、さっそく床にボールを並べてサイトスワップを考え始めていました。あれこそ、サイトスワッパーだなと思ったものでした。
で、今日は風もなく高いスローをがんがん投げれたので、シャワー系でもいろいろ記録がでました。
- 74414 8→12回
- 4ボールファウンテン4アップ(シンクロ) 3→4回
- b15151 17→20回
- f151515151 初成功
- b17131 11→14回
- 6ボールハーフシャワー 30→34キャッチ
- 6ボールシャワー 13→18キャッチ
f151515151は4ボールシャワーのハイローローローローです。ハイローローを練習すると、だんだん下の3シャワーの部分(51)がうまくなってきて、この部分を高速化できます。なので案外この先、ハイローローローローロー……と回数を増やすのは気合いかなって気がしなくもありません。似たようなやつで3シャワーでハイローローの、ローが7回までいけました。j1313131313131ですね。ローは8回とか9回までできると言う話を聞いたことがあります。本当に、どうでもいいパターンですが、シャワー系の技量のベンチマークにはなるように思います。
6ボールシャワー18キャッチ。一瞬ですが、初めて定常状態に入った感触がありました。スターとがうまく行けば20キャッチはいけそうです。シャワーといえば、マラバリの練習では電通大ぱさーじゅのシャワー使い、いちかわさんに会ったのですが、いま6シャワーの記録は45キャッチらしいです(5シャワーは318キャッチ)。うーん、負けないぞ。って、ぜんぜん負けてますが。
6ボールハーフシャワーが、やや上達の実感がありました。明るいところで練習したから、左から投げる5のスローが、よく見えて「そっか、5は5の高さで投げないと!」と当り前のことに急に気づきました。まだ7と5の高さの比や軌道のイメージが、ちゃんと頭に入っていないってことですね。10分ぐらい練習していると、ふとした偶然で高さや軌道がピタッとはまることがあって、そのときは「なるほど!」と思うのですが、うーん、どうもすぐに忘れちゃうんですよね。
もうひとつシャワーネタを。4ボールで9151からb131に入れるんだと、いちかわさんに教わりました。いちかわあんは、実際に投げていましたが、でも、b131って、71とか9151とかとはステートが違うから、何かトランジションが必要な気がするんですよね。手元のJuggling Labというシミュレータで探してみたら、4ファウンテンからb131に入るには、4444-58-(b131)-4403-4444とやればいいことは分かったんですが、71や9151からどう入るのか、よく分かりません。いまインストールしてるシミュレータは任意のサイトスワップをつなげるトランジションを計算してくれない……。うーん、とりあえず高ーく投げて2ビート休む4シャワーはb122ですから、4シャワーの高さを上げていき、b122っぽくして、そこからb131に入ることはできそうです。サイトスワップ方程式って、どんなんだったっけか……。
むー、気になるので、ちょっとステートを調べてみましょう。4ファウンテンから567と投げて71のシャワーに入り、そこから9151のハイローを投げるとすると、こんな感じ。以下、等幅フォントで指定したつもりですが、ひょっとしたらぐちゃぐちゃかも……。
123456789ab (高さ) 4 1111 5 11101 6 110101 7 1010101 1 110101 7 1010101 1 110101 9 101010001 1 11010001 5 1010101 1 110101 7 1010101 1 110101
1はボールを表わしていて、ボールはひとつビートが進むごと(つまり下の行に進むごと)に、左に一斉にスライドします。1ビートぶん「落ちる」と考えると分かりやすいです。いちばん左まで来てしまったら、それは次に投げ上げます。そのとき高さが5であれば、00001と、左から5個目のところに1を書き加えます。なぜなら、その5は、5ビート後に落ちて来るからです。
4ボールファウンテンは「1111→111(スライド)→1111(4の高さのスロー:右4つ目に1を追加)」という感じです。同様に3ボールカスケードは「111」です。
3シャワーは2つのステートを繰り返していて、5を投げた瞬間は「10101」となります。次のビートでボールが落ちて来て「0101」となります。左端の1は、投げなくてはいけませんが、ここではフィード(1)を投げるので、「0101→1101」となります。次に5を投げますから「1101→101→5を投げる→10101」となって、元のステートに戻ります。だから515151は続くということです。
123456789ab (高さ) 5 10101 1 1101 5 10101 1 1101
という感じですね。
ちょっと荒っぽい説明ですが、ステートというのは、そういうものです、たぶん。しかし、こうやって改めて書いてみると、9151のハイローのときに、5がぴたっと空いている部分に「10001→10101」のようにハマる感じがよく分かります。これが快感の理由です(笑)
カスケードやファウンテンと違って、シャワーの基本ステートは101010とシマシマになるところがミソです。ハイスローが2ビート置きに落ちて来ることがシャワーの本質だと感じています。
さて、b131です。うーん、いきなり書いてみましょう。0はうざいので消します。
123456789ab (高さ) b 1 1 1 1 3 1 1 1 11 1 b 1 1 1 1 1 1 1 3 1 1 1 1 1 11 1 1 b 1 1 1 1 1 11 1 1 3 1 1 1 1 1 11 1 1 b 1 1 1 1 1 11 1 1 3 1 1 1 1 1 11 1 1
うーん、どうやらb131は、こういう感じになるようですね。
123456789ab (高さ) b 1 1 1 1 1 11 1 1 3 1 1 1 1 1 11 1 1
やっぱり71とはステートが全然ちがっていて、上のボールは、通常のシャワーと違って1ビートギャップではなく3ビートギャップになっています。実際、b131を見ていると、上にボールが2個飛んでいるなーという不思議なパターンに見えます。2個まとめて追い越しシャワーと名付けてもいいような。同系列で3個まとめて追い越しシャワーが5個でf131とやれば可能なようです。
71とb131を続けて並べてみましょう。
123456789ab (高さ) 7 1 1 1 1 1 11 1 1 (ここにトランジションが入る) b 1 1 1 1 1 11 1 1 3 1 1 1 1 1 11 1 1
トランジションと前後の部分だけ抜き出すと、
123456789ab (高さ) 1 11 1 1 ? 1 1 1 ? 1 1 ? 1 1 ? ? 11 1 1 b 1 1 1 1
さて、どうやってつなげばいいんだ……。って、今日はもう眠いので寝ます。代々木話や、マラバリ錬の話も含めて、続きは、また今度。
誰か答えを教えてください。
投稿者 ken : 2007年01月28日 23:15
コメント
はじめまして。大阪大学ジャグリングサークルパティオ2回生の立谷(たつたに)です。
大学では物理を学んでいます(物理学科です)。
サイトスワップは実演(?)するのも、研究(?)するのも好きです。
ちなみに「The Siteswaps DVD」も持ってます。
前置きが長くなってしまいました。
97531初成功おめでとうございます!
西村さんが昨年5月8日に紹介なさっていた、
ピーター・ボーンのフリーソフト『Transition Generator』を使って
71からb131へのトランジションを調べてみました。
71 91 b131
や、
71 b151 b131
といったトランジションが可能なようです。
逆に、b131から71へのトランジションだと、
b131 51 71
や、
b131 9131 71
が良さそうな感じです。
トランジションを自力で見つけたい(自力で見つけるしかない)場合は、
にしのさんの論文(「ジャグリングの連続技生成」(情報処理学会ゲーム情報学研究報告 2002-GI-7, pp. 17--23))
の図3がとても参考になると思います(その論文をお書きになったにしのさんもご覧になっているブログに
こうして書き込むのって不思議な感覚です)。
サイトスワップ方程式は解くのが難しすぎて、自力でトランジションを見つけるのには不向きだと思います。
理論としてはとても面白い(と思う)のですが…。
長文失礼しました。
投稿者 TATT : 2007年01月29日 04:22
いつも楽しみにして見ています。
某大学1回生のものです。
初めましてですが、ひとつ。
シャワー系は、ウィンドミルに置き換えて考えると、とても楽に考える事が出来ます。
71は4、51は3、31は2、11は1、(00は0)と言うように置き換えると、方程式を解くのが格段に楽です。
ハーフシャワーでも同様の事が出来ます。
だからb131は、62に置き換えられます。
4から62につなげるのは間に5を入れるだけでいいので、
4444 5 626262となります。
これを戻してやると、
71717171 51 b131b131b131
他にも、あるサイトスワップが可能かどうか調べるのにはコツがあります。
例えばあるタイミングで5を投げるのと、ひとつあとに4を投げるのは、同じタイミングで落ちてきますよね。
ボールの数が定まっていれば、その数にあわせたとき、ポジションがダブらなければ、サイトスワップ可能となります。
また、定まっていない場合でも、適当な数を想定し、同じ事をすれば、少なくともその範囲内では可能である事が分かります。
これで、5桁くらいまでは頭の中で十分です。
投稿者 匿名 : 2007年01月29日 04:53
ごめんなさい、間違えました。
「これを戻してやると」の下、
51ではなくて91ですね;
あと下のやつを例示すると、
97531は、9と1、7と3を入れ替えると、全て5になります。
作業は簡単だけど説明が微妙に難しい・・・
投稿者 匿名 : 2007年01月29日 05:18
立谷さん、はじめまして。
パティオってサイトスワップやる人は多いですか?
竜半さんや久米さんのイメージから、トス以外も盛んという気がしていますが。
丁寧にありがとうございます、そうそうピーター・ボーンのソフトで
できることは分かってたんですが、ぼくのWindowsはネットにつながってない
ほとんど素の状態なのでした……。
そっか、91でいいんですね。というか、9151から入るなら、
9151915191-b131b131……とやればいいってことですね。分かりやすい。
いや、b151も分かりやすいか。うーん、やってみないと何とも。
> サイトスワップ方程式は解くのが難しすぎて、自力でトランジションを見つ
> けるのには不向きだと思います。理論としてはとても面白い(と思う)ので
> すが…。
なるほど。そういえば、にしのさんが激しい多元連立方程式を書いていたのを
思い出しました。
トランジションは、コンピュータに総当たりで検索してもらうのが吉っぽい
ですよね。手作業であれこれやっていると、カンが働くようには
なるんでしょうけどね。
匿名さん、これまた解説ありがとうございます。
そっか、シャワー系は置き換えて考えればいいんですね。なんか妙に
納得です。531は915111、7531はd1915111か。うーん、753は
d19151か。534は915171か。633がb15151……。
なるほど、何か分かる気がします。
7441はd1717111! これはおもしろい。11って動きとしては
下らないですけどね(笑)
34567が517191b1d1、これは美しいかも。
逆に考えると、744って5ボールハイローローシャワー(d17171)と、
シャワー変換・逆変換の関係にあるってことなのかぁ。
うーむ、おもしろい。
> 他にも、あるサイトスワップが可能かどうか調べるのにはコツがあります。
あるサイトスワップがジャグリング可能であるかどうかの判定は、
トランジションを計算するジャグリング方程式に比べると、ぐっと
簡単ですよね。あれ? そういう話じゃなくて?
投稿者 西村 : 2007年01月30日 01:55
ああああ;
長くなったにもかかわらず、言及足りず。
トランジションの事を考えても、このやり方なら空いている所にボールの個数となる数字を入れて
元に戻してやるだけでいいです。
キャッチから逆算するわけですね。
何桁間に入るかは勘で。
投稿者 匿名 : 2007年01月30日 03:37
うーーーん……。
数字の列とにらめっこすればいいってことかしら。
そんな気もしますが。はにゃ?
投稿者 西村 : 2007年01月30日 22:19
立谷です。
>パティオってサイトスワップやる人は多いですか?
>竜半さんや久米さんのイメージから、トス以外も盛んという気がしていますが。
みんなある程度投げてますが、主に、練習するのは有名なサイトスワップです。
(僕自身は、3ヶ月ほど前からサイトスワップにハマっていて、それまでは投げていなかったような
「トラッシュスワップ」も好んで投げたり、新たにサイトスワップを探したりしています。)
それから、パティオには、サイトスワップを唱えつつルーチンをしてしまうような人や、
5ボールのサイトスワップh555155515551を成功させてしまうような人は、今のところはいないです。
ただ、それなりにサイトスワップの知識を持っている人は多いです。
専門だけを見るとトス系、非トス系の割合は半々くらいです。
盛んなのかどうかはよくわかりません^_^;
ちなみに、トス系といっても、ボールがほとんどなので、練習していると「今ボールしか浮いてないな」ということも多いです。
投稿者 TATT : 2007年01月30日 23:52
ボールがほとんど!
うーん、見てみないと分かりませんが、
やっぱりサークルによって結構違うのかな。
マラバリはクラブ率が高く、ある瞬間みると
クラブばっかり浮いてるなということもある
気がします。
投稿者 西村 : 2007年02月02日 00:40
あ、出遅れた。
匿名さんのやり方は、「何でもシャワー」として私もちょうど考えてたところでした。シンクロニシティ!
http://www.ne.jp/asahi/go/west/juggling/math.html
日付2006/10/10と2006/7/8に書いてあります。
これを接続部(ノリ)を考えるのに使うのはグッドアイディアですね。
投稿者 にしの : 2007年02月03日 13:19
そうそう、にしのさんのシャワー定理を
思い出したのでした。
ノリの計算は役立ちますよね。
投稿者 西村 : 2007年02月04日 00:26