« 2006年10月 | メイン | 2006年12月 »
2006年11月25日
11月の記録
記録だけは淡々と毎月つけてみようかと思ってみたり。
家の中でちょろちょろ投げる日々で3ボールも楽しいかもなと思ったり。家のなかでは、かなり無理がある6ボールファウンテンですが、シンクロ、アシンクロとも、かすかに進歩の気配があって、だんぜん6個がアツいです。といっても、「いい感じ!」と思うときで16〜18キャッチぐらいで、記録は28キャッチ。4ヶ月で6キャッチしか伸びてないけど、1ヶ月に1.5キャッチのペースでしか伸びなくても、来年には50キャッチ。悪くないじゃん。4年後に100キャッチ。悪くない。40才の誕生日までに100キャッチだ。ていうか、年齢の事実のほうが、はるかにショックが大きて受け入れがたい……。
「え、そんなに時間かかるか?」と思うけど、確か5個のときも似たような計算をして実際にほぼ計算どおりの時間がかかりました。1個増えるごとに、難易度はそのぐらい上がるってことですね。その事実さえ受け入れてしまえば、別にどうってことはないんですよね、きっと。
- シャッフル連続(右) ?→57連続
- 534 23→48連続
- 7531 6→10連続
- b15151 ?→15連続
- 4ボールハーフシャワー(53) 310→380キャッチ
- 5ボールハーフシャワー(6x,4) 140→208キャッチ
- 6ボールファウンテン 22→28キャッチ
2006年11月11日
このブログ、休止します
突然ですが、ジャグリング練習日記として続けて来たこのブログを休止しようと思います。これまで読んだりコメントしてくださった方、ありがとうございまいた。
ジャグリングの練習自体は週に1、2時間ぐらいのペースで緩やかーに続けると思いますが、ブログの更新は、ひとまずこれを最後にします。ジャグリングをやめるのではなくてブログをやめるということですが、ジャグリングに割く時間やエネルギーが減るということになりそうです。ここ最近そうでしたが、マラバリや代々木公園には、ひょっこり行くことがあると思います。
と宣言したくせに、もしかすると月に1度ぐらいは何か書くかもしれませんし、「休止って何だっけ?」とか言って、また日々更新しはじめるかもしれませんけど。
このブログは、この先も検索で訪れる人がいるかもしれないので、そのまま残します。これまでに書いたことで初心者の参考になるようなエントリーに関しては、リンクメニューぐらいは作ってもいいかなと思っていますが、うーん、まあそのうち……。
あ、ジャグリングじゃないほうの、ふつうのブログは続けます。
ジャグリングに割ける時間が減って、ちょっと熱が冷めつつあります。熱が冷めてみると、ジャグリング以外にもやりたいこともあったんだなぁと急に思い出したりして、少しバランスを取ろうかという気になっています。いまジャグリングの練習をスローダウンしたら、6個や7個は夢に終わるなという予感があるのは寂しいことなんですけどね。クラブも全然ダメなままでしたし、何より、パフォーマンスを1度もやったことがない(ルーチンを作ったことがない)というのは、ジャグラーとしてどうなのよという思いもあったりするわけですが、まあ……、またやりたくなったらやります。
では、ジャグラーのみなさん、今度はネットじゃなくて体育館か公園でお会いしましょう!
2006年11月07日
いまだ5ボールのゴールは遠く
そういえば、このあいだ、5ボールカスケードで1006キャッチまで行きました。1000キャッチ超えは2度目です。最近、「お、これはいい」と思ったときは少しがんばってみることにしています。600〜800キャッチは割と出るのですが、1000キャッチはなかなかいきません。よくよく思い出してみると以前は疲れてしまった500キャッチでも、調子がいいと全然疲れなくなったのは上達したからでしょうか。少しリズムがゆったりになった気がします。
1000という数字について、特別どうこう思ってはいません。ただ、実力として、いつ投げても1000は絶対イケるという確信がもてるようになるといいなとは思っています。そういう目安です。ぼくはすべて3ボールカスケードを基準に考えています。3ボールで「いつ投げても1000は絶対イケる」と思えるようになったのは3000キャッチを超えたあたりだったように思います。はじめて1000キャッチを超えたあたりでは、まだ平均は400、500だったんじゃないかと思うわけですが、それって今の5ボールと同じぐらいかなって。4ボールでもそういう時期がありました。で、その時期と比べると、今のぼくの3カスケードや4ファウンテンは、はるかに安定感が高く、主観的には別次元と言っていいほどです。特に過去半年での4ファウンテンの上達具合には自分でも驚いていて「上達って、こういうことだったのか」と最近よく思います。
5ボールは相対的に難しいですが、だからといって何か特別だなどということはないと思っています。どうも、そこを錯覚している人が多いように思うんですね。「100キャッチに到達したけど5は難しい」とか「1000キャッチしたことあるけど安定してない。5だけはムズい」、あるいは「前は500キャッチぐらい余裕だったけど、ぜんぜん練習してないから最近は100も怪しい。5の腕はすぐ落ちる」とか言いますが、それって3ボールでも、そうじゃありませんかって思うんですよね。1度や2度、1000キャッチしたことがある程度の3ボールなんて、軌道フラフラの初心者のものですよね。平均300キャッチなんて、3ボールだったら誰も「安定してできるようになった」なんて言わないんじゃないでしょうか。100キャッチ到達したぐらいであまり練習しなくなったら、そりゃ3カスケードもできなくもなります。5が特別なわけじゃないと思うんです。
5ボールも3ボールと同じで、本当にそこそこできるようになるころには、サイトスワップや他の技、ピルエットがかなりできるようになっているはずです。6や7をがんばっているかもしれません。
6個7個はないしにしても、ぼくは少なくとも「5個の基本はもう大丈夫」と言えるあたりまでは行きたいなと思っています。といっても、ただただいろいろやっているだけで安定感が増すので気合いは入っていません。ただ、「1000キャッチできた」というぐらいで、マスターできた気にならないようにしようとは思っています。目標は20〜30分ぐらいでしょうか。別にストイックとかスポ根とかじゃなくて、そうじゃないと将来できなくなる日が来そうで、それはもったいないなと思うからです。
2006年11月03日
発見された5551
The siteswaps DVDの2枚目と3枚目を見ました。赤ん坊をあやしながら見たので気もそぞろという感じでしたが、特にインタビューが印象に残りました。
サイトスワップの実演については、ベン・ビーバーのサイトスワップ系ミルズメスとかh555155515551とか、そういう狂ったようなのは1度は見ておいていいかなと思いますが、それ以外は、うーん、ざっと見ればオッケーという感じで、パソコン上のシミュレーターと変わりません、というと言い過ぎかな。あでも、バウンスのサイトスワップは自分がやらないからか、すごくおもしろかったかな。
実演じゃなくて、インタビューとして収録されていますが、ボディースローのノーテーションの話がおもしろかったです。身体の上下左右の空間を四肢で区切った象限にわけて、どの象限から投げてどの象限で受け取るかということを文字列として記述するというノーテーションです。こうしたシステマチックなアプローチを取ると、ありえるボディースローのパターンをくまなく潰していけるということです。ボディースローの種類を縦軸に、サイトスワップの種類を横軸にしてマトリックスを潰して行くと、ゴミのようなパターンに混じって、すごくいいパターンがあるんだと言います。ボディースローというのは、そうでなくてもショルダー系とか似て非なるものがたくさんあってややこしいわけですが、サイトスワップ同様に、そういうものについても記述法が一貫していると、いろいろ便利そうです。
インタビューで特におもしろかったのはサイトスワップ誕生前後のころの話です。サイトスワップは少なくともイギリスとアメリカの2箇所以上でほぼ同時に考案されたと聞いていますが、どちらも1980年代前半です。これには理由があるんだとインタビューに応えたコリン・ライトが言ってます。『Juggling for Complete Klutz』(ぶきっちょな人のためのジャグリング)という本が登場したのが1970年代後半です。サイトスワップが登場したのは、この本のおかげで「ジャグれる理系がたくさん登場したから」というんですね。
Juggling for Complete Klutzという本は、ぼくは見たことありませんが、初心者向け書籍の定番です。今でも、ジャグリングをはじめたきっかけとして欧米人がよく挙げるのが、この本の名前です。チャーリー・ダンシーの『ジャグリング百科』と、『Beyond the cascade』という本と並んで、趣味ジャグラーの登場に大きな役割を果たしたようです。
子どものころに、この本をクリスマスプレゼントとしてもらった人々が、やがて成長して物理や数学、情報科学といった理系の学問分野に進むと、科学的態度を身につけた人々はジャグリングを解析しはじめます。ジャグリングを、どうやって記述しようかと。
最初にまずラダーノーテーションが生まれたそうです。2本の線の間に斜めの線を引いてボールの動きを表現するあれですね。1983年とか1984年ごろです。ラダーノーテーションを使って、53に4を足した534が発見されたそうです。で、そのころはまだコンピューターの性能が低く、カンタンには絵も描けないし、グラフィックも扱えません。それでラダーの図を数字で表現しはじめて、そうこうしているうちに数字でいいじゃんということになったようです。あるとき誰かが「数字でやればうまくいく!」というような発見の瞬間(eureka moment)はなかったといいます。
驚いたのは、5551は演繹的に発見されたパターンだという話です。53は知られていましたし、552や55550というのも、それが何を意味するのか分かっていたそうです。で、これらを並べたとき、ギャップがあることに気づきます。
4 53 552 ---- 55550
5が増えるにつれ、右端の数字が432-0と減っています。じゃあきっと552と55550の間に5551というのがあって、それはジャグれるパターンに違いないと。それでやってみたら、4個なのに5個のような美しいパターンが現われます。ヨーロッパのジャグリングコンベンションに行って、はじめて5551をやったとき、周囲は驚いたという話です。
いまどきのジャグラーからしたら、5551なんて、かなりどうでもいいパターンの部類じゃないですか。それでも、それが発見されたときの興奮みたいなのが伝わって来るようなインタビューです。それを「美しい」と感じたのも分かる気がします。
ミルズメス用のノーテーションを考案したマイク・デイは、マイクス・メスが生まれた経緯について詳しく話していますし、(6x,4)*の発見から、シンクロパターンには、まだ知れていないものがたくさんあるということに気づいたという話なんかも、インタビューに含まれています。はじめてイギリスのテレビで(6x,4)*が紹介されたシーンも出てきます。