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2006年06月29日
特許ボール共同購入しませんか
しばらくrec.jugglingはタイトルを眺めるだけで読んでなかったのですが、ちゃんと読むと、やっぱりいろいろおもしろいです。書きたい話もあるのですが、また日を改めて。
それより、ボールを買おうと思っています。特許もののボールです。
このあいだ、代々木公園で五味さんにお会いしました。家の中に天井の高さが5メートルほどの練習用小部屋を作ってしまった強者です。その五味さんのお手製ロシアンボールがけっこういい感じだったのです。
グルーガンで閉じて、さらにボールと同色のテープを巻いて仕上げてあるそうです
このボール、EURO-MATIC社というイギリスに本社を置く会社のものです。ホームページを見て驚いたんですが、彼らは子ども向けのボールプール用ボールを売ると同時に、プラスチックボールの応用として工業用途にも実績があるというんです。
たとえば、貯水タンクのようなもので、水面にボールを敷き詰めることで、断熱材の役目を果たすというような応用です。あるいは、水鳥の被害に悩まされる空港近辺の池の表面にボールを敷き詰めることで、鳥を追い払うというのもあるそうです。鳥の群れは、飛行機の離着陸の際にジェットエンジンに吸い込まれて、けっこう事故が起こるモノらしいので、これは名案かも。こうしたケースでは、これまでは網を張るような策を取っていたそうですが、網は破けたりすることが多く、メンテナンス費用がかさむ問題があったそうです。
空港付近の池を埋め尽くすボール

何やら巨大な水槽表面を覆い尽くすボール
すさまじい量のボール、ボール、ボール
ボールを池に入れる人々
さて、そんな高性能なボールですが、五味さんのボールを見ると特許番号が書いてありました。
早速、ヨーロッパの特許局で検索してみましたが、そもそも検索システムがどこにあるのか発見できず。EURO-MATICのページには、米特許局での特許番号も書いてあったので、それで検索してみました。ところが、どうも「クルマなどで利用するペットボトルケース」に関する特許なんてのが出てきます。おかしいなと思って、あれこれ文字列で検索したら、ありました、ありました。EURO-MATICのページには、米国特許の番号は「5390887」と書いてあるんですが、実際には「5320887」の間違いだったようです……。自分とこの特許を間違えるなよって感じですが。
特許の名称は「Play pen balls」、特許成立は1994年の6月となっています。“pen”というのは柵で囲まれたオリのようなものを指す言葉です。まさにボールプールのためのボールということです。
![]()
これが特許の冒頭。US Patent OfficeのQuickSearchのページから番号を入れて簡単に検索できます
この特許が実におもしろいです。特許の文書というのは、その発明に関する分野の背景から説明して、そのジャンルでどういう問題があり、それをどうやって解決したかということが図入りですべて解説されています。日本の特許庁のページに行けば、大根おろし器や餃子の製法といったものから始まって、超ハイテクの特許まで、好きなだけ検索して読むことができるので、興味のある人は是非みてみてください。ドクター中松の「発明」の多くが、いかにバカバカしい妄想であるかもよくわかります。
脇道に逸れました。EURO-MATICの特許の説明によると、それまでのblow molded(吹き込み成形というんでしょうか、空気を入れてぶわーっとふくらませて形を作るんでしょうね)のボールというのは、子どもがボールプールにして遊ぶには非常に安全で安くていいんんだけれども、半球の接合部の円周線に沿って割れやすいという問題があると指摘しています。我々がロシアンボールで経験している悩みそのものではありませんか!!
子ども向けのボールプールでボールが割れると、割れたエッジがシャープで危険だというんです。それでEURO-MATICは、この問題を、従来の素材である低密度ポリエチレンに加えて、それまで誰も使ってみようと思わなかった鎖状低密度ポリエチレンを使ってみることにしたそうです。同じポリエチレンでも、高密度、低密度、鎖状などで丈夫さや硬直性が異なる素材があるようです。
ところが、鎖状低密度ポリエチレンを使うと、確かにカタいボールが作れたのだそうですが、成形段階で金型から引きはがすのが難しくなってしまうという加工上の問題が出てきたそうです。それでまあ後から聞けば当たり前の解決ですが、低密度ポリエチレンと鎖状低密度ポリエチレンを混ぜて使ってみようと、いろんな割合で実験したということです。その結果たどり着いた比率が、鎖状低密度ポリエチレンを3割ほど混ぜるというものという話です。これが特許です。
この混合素材で作成されたボールは、加圧テストで好成績を収めるといいます。ボール1個あたり150kgほどの加重をかけるテストを繰り返すと、通常のボールが4000~5000回の加圧で壊れてしまうのに対して、混合素材ボールでは3万回まで耐えるといいます。混合比3割というのを4割にしても、特に成績が伸びないことから、3割がベストだと彼らは結論づけています。
なんか、すごそうじゃないですか? 実際、五味さんにボールを借りたら、けっこう硬い印象でした。
そんなわけで、ここから直接ボールを買ってみようかと思っています。ホームページには詳しく書かれていませんが、おそらく1個あたり40円ぐらいで、購入の最低単位は500個ぐらいじゃないかと思います。2万円です。5人で買えば1人あたり100個で4000円? 問い合わせてみないとわかりませんが……。
サイズは色は、それなりに選べると思いますが、ぼく的には白か黄色で72mm程度のものがいいなと思っています。
共同購入に興味のあるヒトは、コメントを書くかメールください。
というか、ナランハさん、ここからボールを買うってどうでしょう? ぼくとしては面倒な自作より、シッカリとした硬さのボールが既製品で買えるなら、そのほうがずっとありがたいのですが。
2006年06月27日
ヴォヴァに米国滞在ビザ降りず!?
ヴォヴァ関連を。
- “That Old Pair of Jeans”のヴォヴァによるコンテスト応募作(YouTube)
- ヴォヴァのWJF2006のプロフィールビデオ(YouTube)
コンテストのほうは、ファットボーイ・スリムが主催しているコンテストに対するヴォヴァの応募作品です。クリス・ブリスというジャグラーを見た音楽業界の人々は、ジャグリングが音楽を引き立てるのにいいツールになりうると思ったんでしょうね、クリス・ブリスよりもいいジャグリングができると思うやつ募集、ということで、ファットボーイ・スリムは1ヵ月前ぐらいからビデオでの応募を受け付けています。選ばれたら彼のビデオで使ってもらえるということで、ルーク・バラージなんかも応募すると言っていました。ビデオの長さなど細かい応募規定がわからずに、やや混乱もあるようですが、まあ、順調に応募作は増えているようです。
ただなぁ……。ヴォヴァのジャグリングはすごく好きなんですが、クリス・ブリス以上にウケるとは、ぼくには思えません。
もう1つは、WJFの宣伝用プロフィールビデオです。まあ、スゴイです。激しいです。で、いろいろしゃべってます。要点は2つです。
1つは練習について。ふだんの練習は、自分の上達が感じられなくてすごくストレスがたまるものだと話しています。ヴォヴァは「上達すること」が、ジャグリングが好きないちばんの理由だと言っています。だから上達が感じられない日々の練習はストレスがたまる、と。「そうなんだけど……」とヴォヴァは続けて言います。2、3ヵ月のスパンで見ると、自分がうまくなったことがわかると言ってます。
意外にふつうっぽいです。ヴォヴァほどの人でも、こういう感覚なんですね。いや、ヴォヴァぐらいトップに上り詰めた人でも、まだ2、3ヵ月単位で上達していることに驚くべきでしょうか。
ともかく励みになります。
もう1つ、暗いトーンで語っているのは、やるせない話です。ヴォヴァは今回のWJFが最後になるかもしれないと話しています。どうもアメリカに移民ビザの申請をはねられたようです。
「Extraordinary Ability Visa(並はずれた能力をもつ人に与えられるビザ)」というものを4月に申請していたようです。科学や芸術など特定の分野で活躍するヒトに与えられるもので、その活躍の様子としてテレビで放送された映像などを証拠として提出するようです。ヴォヴァほどの人をもってしてもダメだということは、アメリカは、特にジャグラーを移民として歓迎していないということなんでしょうね……。
いま2度目の嘆願をしているそうですが、もし拒否されれば、180日以内に国外に退去しないといけません。
911以来、アメリカの移民政策や旅行者の受け入れポリシーは厳しさを増していますが、今やロシア人は旅行ビザを取ることもきわめて困難なのだそうです。旅行もできないとなると、もうWJFにも出場できません。
ロシアに戻ると何が待っているか、という問いに対してVasilli(ってヴォヴァの父親ですよね?)がrec.jugglingで、こう言ってます。「(ロシアで)サーカスに入るかもしれないね、でも、1ヵ月に200ドル(約2万3000円)とかなんだよね」。兵役もあるかもしれないといいます。
オルガはまだ18歳以下なので、それまでは滞在できますが、いずれヴォヴァと同じ運命をたどることになるそうです。
なんかやるせないですね。ヴォヴァもオルガも、米国生活が長くて、もうロシアには戻りたくないでしょうね。
2006年06月24日
生矢部フープ!
代々木公園へ。のどが渇いたので自販機にジュースを買いに行くと、いつもジャグラーが集まる芝生から離れたところでディアボロを回している2人がいました。代々木公園では、ポイとかクラブとか、たまに1人で練習している人も見かけるので、ふーん、こんなところにもジャグラーがいたかと思って横目で見て通り過ぎました。
近眼なのでよく見えなかったのですが、なんと、その2人は矢部亮さんと菅原岬さんでした。世界のRyo Yabeです。ディアボロの演技で、IJA2005でゴールドを取った人です。
というわけで、矢部さんの生フープをたっぷり見せていただきました。ここ1年ぐらいはフープばかり練習していて、なんとディアは、あまり練習してないのだそうです。ビックリ。
(QuickTime、4MB)。矢部さんのフープ。前後に投げるショルダースローは、やはり相当フープに回転をかけるようです。
矢部さんには、ジャグリングに対する考え方や、ジャグリングの好み、プロとして経験してきたことなど、いろいろとお話も聞かせていただきました。そのへんは、また日を改めて書きます。
しかし、矢部さんはボールもクラブも激ウマです。5ボールバッククロスとか8ボールフラッシュとかあり得ないし。
(QuickTime、21MB)。5ボールエンデュランス。カスケード、シャワー、ハーフシャワーの3種。
上の5カスケードの映像で、左端の矢部さんと右端のぼくのカスケードを見比べれば一目瞭然ですが、ぼくは姿勢がのけぞっています。キャッチ位置がぶれまくり、足も動く、手が下がってない、ということで、やはりキャッチ数が伸びないのが持久力などではなくて、技術力だということがよくわかります。矢部さんは「これ、いつまでやるの? オレ、30分ぐらい落とさないよ?」と言ってました。
(QuickTime、6.3MB)。ボールがアーチの上に! どうでもいい動画ですが……。
2ヵ月前に「3ボールカスケードで9キャッチ」というメールを送ってきた、うえやまくんも練習に来ていたのですが、すでに4ボールで160キャッチとか。うーん、成長が早い。
うえやまくんと原宿でパスタなど食べながら、「そもそも何で人間はジャグリングができるようになるでしょうね」なんて話をしてたら、彼が、ちょっとおもしろいそうなアイデアを口にしました。パソコンのソフトでキャッチ数を数える、というアイデアです。ノートPCをそばに置いて練習すると、そのシャカシャカ音からキャッチ数をカウントするわけです。無音を検出すれば、ちゃんとドロップは検知できるでしょうから、すべての試行のキャッチ数を記録できます。
こういうことをやった例というのは、あまり聞きません。ひょっとするとジャグラーが思っていることと、まったく違う「平均」「ウォームアップ効果」「上達」「好不調」についてのデータが取れるかもしれません。
そもそも、すべてのキャッチ数を数えるという発想は楽しげです。みなさんは、自分がジャグリングを始めてから、だいたい何キャッチぐらいしたと思いますか? ぼくは300万キャッチぐらいじゃないかと思います。森田君あたりだと、1億キャッチとかじゃないでしょうか。1秒間に4キャッチするとして、1億キャッチには2500万秒かかります。約7000時間です。1日3.5時間投げる(練習時間としては6時間ぐらい?)とすると、2000日、つまり5.5年です。まあ、そんなもんかなと思いません?
オルガ&ジェーソン
むっ。いい天気。今日土曜日は代々木公園行くかもー。
- オルガとジェーソンのパッシング(QuickTime、26MB)。オルガ・ガルチェンコとジェーソン・ガーフィールドのクラブパッシングです。ぼくはパッシングをやりませんが、いっぱいスゴイことをやってる気がします。8本で横からみたときシンクロの53っぽくなってるパターンに、「おぉ」と思いました。あるいはふつう片側だけがやる上からの投げおろし(マサカリ?)を2人とも平然と同時にやったりするのとか、アルバートやりまくりとか。
「America's Got Talent」という日本のNHKのど自慢のような番組にアイヴァン・ペセルが出演したようです。このところ話題になっている、何でも勝ち抜き戦みたいな番組のようです(詳しくは、2006年3月31日の日記に書きました)。アイヴァンは、審査員の1人さんざんコケにされたようです。ただのジャグラーじゃん、という感じで。
アイヴァン本人がrec.jugglingに書いているんですが、どうも、さえないパフォーマンスに見えるように編集されたようです。本人は不本意だと言ってます。ノードロップだったし、アイヴァンですから、演技はいつものように完璧だったようです。観客は実はオオウケだったとも言います。でも、辛辣な評価をする審査員がネガティブなコメントをしたら、他の審査員もそれにつられたとか、そんな感じの話みたいです。合否で言うと通過したようで、次にまたパフォーマンスする機会を与えられるようです。
アイヴァンと違って観客、審査員の双方からいい評価を得たのがブラディックだそうです。上半身裸でエネルギッシュな演技をしたそうです。見てみたい。
4ミルズで12→18キャッチ(3往復)と回り始めました。かなり嬉しい。6ボールハーフシャワーで24→25キャッチ。6個はボロボロだけど、何となく練習する気になっています。ファウンテンは、どういう感じかというと、666666756467みたいな。バラバラ。なんかついクロススローになっちゃうんですよね。
2006年06月22日
6個
久々に6ボールを真面目に30分ほど練習。ファウンテン17→18キャッチ(2005/11/8→2006/6/22)、ハーフシャワー20→24キャッチ(2006/4/4→2006/6/22)。全然伸びてない。やってないから当たり前か。それにしても半年以上で1キャッチしか変わらないなんて……。
2006年06月21日
やっぱりスポッティングかも
3ボール1アップダブルピルエットで5→7回。やっぱりスポッティングをしたほうが、いい感じらしい。
うまく行った感触を覚えたまま続けて回ると、けっこう成功率が高い。時間をおいてからの1発目は、こうはいかない。
2アップもできるかと思ったけど、ちょっと無理っぽい。フラッシュの正確さが足りない。
4ボールシンクロファウンテンから2アップダブルは成功。3ボール2アップよりも、こっちのほうが簡単かも。
2006年06月20日
クオリファイしたかな?
逆(6x,4)(4,2x)で22→32キャッチ。1月以来の記録微増。最近4ボールの記録を数えていないけど、数えないとダメな気もする。(6x,4)*で20→28キャッチぐらい(両手カウント)。これも全然練習できてないなー。ちゃんと数えてじゃんじゃん記録を目指さないと練習量が足りなくなるのか、気分的な問題なのか全然伸びない。
7ボールで15キャッチしたような……。これは数えても数えなくてもダメな気がする。
ダブルの勢いが余って2.5回転することがあるので、試しに3回転をしてみたら、案外回れることを発見。要するに蹴る力を上げていけば、後は運任せだ(なんか違う)。
2006年06月19日
PX3はそんなにいいのか?
うはーっ、WJD2日目って、マット・ホール先生が代々木に来たんですね! 行くべきだった……。初日には目黒さんとかカレー君も来てたというし、やっぱビッグイベントは違いますね。
ジャグリングそのものではなく、ジャグラーがしゃべっているビデオをいくつか。
ひとつ目は、ヴォヴァ・ガルチェンコです。言わずと知れたトップジャグラー。クラブに関しては、ひょっとしたら“生きる伝説”のアンソニー・ガットーのレベルに追いつき、追い越すかもしれないと言われているようなスーパージャグラーです。そのヴォヴァが、「クラブはラネゲードじゃなく、PX3にしたほうがいいよ」なんて言っています。
- ヴォヴァのクラブ選択アドバイス(YouTube)
YouTube.comというのは動画の投稿サイトです。簡単に登録・視聴できることから爆発的に利用が増えています。クリス・ブリスの動画も、ここでブレークしました。tubeはテレビを指す俗語で、「You tube.」と動詞的に使うことで、「映像を流すのはあなた」ぐらいの意味になっています。的確なネーミングも、このサイトの成功の理由っぽいです。
ヴォヴァの発言ですが、イリノイ州に住む、ふつうのジャグラーの質問に答える形で公開されました(これ)。質問は「いまラネゲードを3本もってるんだけど、もう2本買い足すべきか、それとも別のクラブを選ぶべきか。いろいろ情報は入ってくるんだけど、このへんにはジャグリングショップもないし、誰か良い点と悪い点についてコメントをください」というものです。
ヴォヴァは長々と3分以上しゃべってますが、繰り返しが多いだけで、ヴォヴァがPX3を勧めるポイントは2点。
1つは耐久性です。「オレはクラブの扱いが荒いし」なんて言って、PX3の耐久性を高く評価しています。もう1つは、PX3の開発者が、利用者の意見をよく採り入れるという点だそうです。かつてノブで気にくわない問題があったとき、ラネゲードの人たちはヴォヴァの意見を聞いてくれなかったけど、PX3の人たちなら聞き入れてくれただろうということを言ってます。
それにしても、「それを使ったからって自動的にジャグリングがうまくなるようなクラブなんてないよ。だからPX3を勧めるのも、おもに耐久性の面だね」とも言ってます。当たり前ですが、慣れの問題も指摘してて「ラネゲードに慣れてたら、PX3より投げやすいと感じる、その逆も同じ」とも言ってます。両方投げてきたヴォヴァほどの人が言うと、こういう発言って説得力がありますよね。
ヴォヴァに続いて、ルーク・バラージもPX3を絶賛しています。
- Luke BurrageもPX3を絶賛(YouTube)
ルークも耐久性をいちばんに挙げています。イギリス訛りの早口なのでディテールは聞き取れませんでしたが、ラネゲードを使っていたときには、かなりの頻度でクラブが壊れてたそうです。ノブを交換したり、テープを変えたりで、オリジナルの部分なんて最後には残っちゃいないんだ、とか。それがPX3では1年で、たった1度、小さな問題があっただけだと言っています。
ルークもヴォヴァも、激しく投げあげるジャグリングをやるし、そもそも練習時間が桁違いなので、耐久性のことを何度も口にするんでしょうね。
もう1つ、ルークはちょっと信じがたいことを言っています。柔軟にしなるPX3の構造に言及するところで、バイクのサスペンションのたとえ話を持ち出しています。PX3クラブの内部の芯棒には、従来のように木ではなく、プラスティックのような樹脂が使われています。なので、曲げに強い。というか、手で曲げれば曲がりますし、折れません。踏んでも折れないと聞いています。
このPX3の柔軟性が、バイクのサスペンションに似た役割を果たすというんです。スピードを出してカーブに突っ込んでも、サスペンションがあればボディーは持ちこたえますよね、それと同様にPX3も耐久性があるんだという話。いや、ここまでは常識的な話なんです。
にわかに信じられないのは、投げるときにクラブが一旦たわんでエネルギーをため込み、リリースの瞬間にたわんでいた芯棒が伸びて、そのバネのような反動が、ハイスローにいい影響を与える、と言っています。バイクでサスペンションの性能があがって、ジャンプ台のジャンプの飛距離が伸びたのと同じ原理だと言ってます。「個人的な感想だけどね」と言ってます。
ルークはコメントの最後で、ハッキリと明かしていますが、彼はPX3を作っている会社(?)となにやら契約関係にあるようです。ヴォヴァもそうだったと思います。ルークは正直者で、そこはちゃんと心してオレの言うことを聞いてね、とも言っています。
YouTube.comは、サンマのからくりテレビ的な一発ネタのビデオを公開する場という感じでスタートし、やがてジャグリングやX Games的な神業系動画の宝庫となり、最近は日本人の間では録画し損なったドラマをダウンロードするためのサイトみたいな感じにもなっています。著作権ぶっちぎり……。
それとは違う動きとして、YouTubeを、お互いに顔を見ながら声でコミュニケーションするための場として使う動きも増えているようです。いまネット上のやりとりは掲示板やメールが主流ですが、これがネットの未来かも知れません。クリス・ブリスネタのことで、ジェーソンはたくさんメールを受け取ったそうですが、もう一切返事をする気がないと言っています。その代わり、YouTubeで堂々と顔と名前を出して言いたい意見を言うなら、質問にも応えようといっています。
ジェーソン・ガーフィールドはWJFの立役者なわけですが、そのジェーソンに、さっそくイギリスからChiokというアマチュアジャグラーが、3ボールやコンタクトジャグリングといったWJFが無視しているジャグリングの側面について、なにやら言っています(ちゃんと聞いてないです)。Chiokは、rec.jugglingにもよくポストしている、たぶん韓国か中国系の移民か何かです。こんな顔してたのか、と、ちょっと新鮮なオドロキ。まあ、それはどうでもいい話ですが。
- WJFについて話し合おうじゃないか。建設的でまじめな意見求むというジェーソン(YouTube)
- ChiokのWJFへのコメント(YouTube)
- ジェーソンのChiokに対する回答(YouTube)
Chiokに対する回答で、ジェーソンが、いろいろ興味深いことを言っています。まず、WJFに自分が出場しなかったことについて、「今後また出るかもしれないし、何とも言えない」と言ってます。まだWJFのレベルに不満をもっていて、自分が出て、レベルの底上げしないといけないかも、と言ってます。特にリングのレベルが低いことを指して、「ディーツは8リングまでしかやらず、9リングはトライさえしなかった」なんて言ってます。クラブについては、すでに十分レベルが高く、限界をどんどん超えていってくれていると「ヴォヴァ、トーマス、ウェス、トビー、タカシ」と具体的に5人の名前を挙げています。桔梗君の名前が入ってます。
WJFの展望で興味深いのは、各国にブランチを作るかもと言ってることです。さらに、WJFを年に1度のイベントとかじゃなくて、年に何度かあちこちでやるようなイベントに育てたいというようなことを言ってることです。なかなか壮大な。
クリス・ブリスについては、「うまいジャグリングと下手なジャグリングの違いを見せるためにやった」と言ってます。good jugglingとbad juggling。うーむ、誰がどうやってgoodを決めるのかが問題になっているのに、いきなりこれかって感じのコメントです。みんなジャグリングを知らないんだ、オレは教育的な意味も込めてやってるとも言います。まあ、そうでしょう。しかし、みんなが「クリス・ブリスのジャグリングはすごい」と言っていることに対して、「それは事実ではない」と言い切るジェーソンは、やっぱり傲慢だとぼくは思います。なんて世間知らずなんだと思います。「お客さんが喜んだ」、それがすべてを物語っています。「おまえらがジャグリングを分かってないからだ」などというのは、負け犬の遠吠えに過ぎません。WJFが人々にジャグリングの一面を知らしめることになるとしても、クリス・ブリスのほうがいいと思う人の数は減らないでしょう。現に、ぼくがそうです。ぼくと同様に感じたジャグラーも数多いです。
WJFの目的である、人々が限界を打ち破っていくのを見たいというジェーソンの思いは、おもしろいエピソードとともに語られていました。もともと週に1度ジャグリングサークルに通っていたジェーソンは、1週間のうちに自分がどれだけ進歩できるかを見せつけるために一生懸命練習したようなところがあったそうです。次にジャグリングコンベンションに参加して、さらにレベルを上げようという気になる。ところが、そういうのもあるレベルまで来ると終わると言ってます。ジャグラーとして食っていけるようになるとか、周囲と比べてもう競争的な環境がないとなると、それ以上のレベルに行かない、ちょうどクリス・ブリスのように……。そんなこともあって、'90~'96、'97年ごろまでジェーソンはあんまりジャグリングをやってなかった時期があるそうです。
WJFは、一流の人々を集めることで、一流の人々に動機付けを与えるんだとジェーソンは言ってます。練習する意味、「オレはもう十分だ」と思っている人々に、もう1度レベルアップする理由を与えるのがWJFだ、ということでしょう。
あ、いろいろ長くなりまくったので、このへんで。
2006年06月18日
ついに4ミルズが!
雨だったのでWJDには行かず(行った人いるのかな?)、ボールを作ったり、少しボールと戯れたりしていました。ソファのそばには色とりどりのボールが置いてあるので、2色×2個のボールをつかんで、ふだん練習する気にもならない4ボールミルズメスをやってみました。
ついに、12キャッチ(2往復?)ほど続きました。たぶん間違っていないと思います。うまく行くと、色違いのボールが1本の縞模様のヒモになって見えます。6、7キャッチしかできなかったのですが、1個ずつ1個ずつ確認するようにスローの高さを調整し、「これかっ!」と思うボールをキャッチするように練習したら、8、9キャッチと伸びて、すいっと10キャッチを超えました。やっと4ミルズの感触が、わかった気がします。
「441ミルズを練習せよ」「色違いのボールを2セット使え」という4ボールミルズメスでよく知られているアドバイスが効いた気がします。441ミルズと合わせて、もう少し4ミルズを練習してみようという気になってきました。
2006年上半期も大詰めですが、これでお正月に立てた今年前半の目標すべてをクリアできました。
ドリル購入
近所のホームセンターで、ドリルが998円で売られていたので、ロシアンボール作成のために買ってみました。
2.0、3.0、4.0ミリ径のドリルとサイズの異なるプラスドライバーの換えが付属
![]()
グルーガンが乾いたら、カッターで余分なグルー(のり)を削り取る
砂を入れるのがいちばん大変です。直径4ミリでも、なかなか砂が入ってくれません。漏斗状に丸めたプラスティックシートを使ったり、先端が細くなったストロー状のものを使ったりしましたが、すぐに目詰まりしてしまってダメです。結局、穴に向かってスプーンで砂を流し込むのが、今のところ最善かなと思っています。それでも、80グラムぶんの砂を入れるのに3~5分はかかります。砂の入り具合は穴の状態に強く依存するようで、穴にけばけばが残っていると、砂がすぐにつまります。ドリルで丁寧に穴の周縁を滑らかにするといいようです。
結局、8個作るのに2~3時間かかりました。はふぅ。
グルーガンについては、2005年12月10日の日記をご覧ください。
2006年06月17日
宣伝ビデオ作りました
うぐ。急用で、WJD行けませんでした……。
いままでの練習ビデオで成功したシーンだけつないで音楽を付けてみました。非ジャグラーの友人に自慢するためのものですが、検索でこのページにたどり着く人に、「こんなことやってます」というのが伝わるといいかなというのもあって、まとまったものを公開しておこうかと。右のプロフィール欄にリンクをつけました。
3ボールが寂しいのでもう少し入れたいのと、4ボールシャワー系も、もうちょっとあるだろうって感じなんですが、そういうのは撮影したビデオ素材が何もないことに気づきました。
まあ、「天井が低いと投げれない」とか「けっこうな運動量だ」ということを非ジャグラーにもわかってもらえるかなというところです。
- 趣味ジャグラー西村のボールジャグリングビデオ(高画質、MPEG-4、8MB)
- 趣味ジャグラー西村のボールジャグリングビデオ(低画質、WMV版、4.8MB)
2006年06月15日
元気なおじいちゃん
週末の土曜日はワールドジャグリングデイに行く予定です。蒸し暑そうな予報ですが、夕方までは天気も何とか持ちそうです。
以下、特にオチも何もありません。長いです。読んでもおもしろくないかも。おととい出会った元気なおじいちゃんの話です。
夜風があまりに気持ちがいいので、会社帰りにバイクを降りて少しだけ国道沿いで練習しました。すると「外が気持ちいいよ」といって、やっぱりクルマから降りてくる人がいました。タクシードライバーです。タクシー乗り場の客待ちの列にいたタクシーの1台。いつも、深夜0時~4時ぐらいまでは長々と列をなしています。そのタクシー乗り場近辺は、歩道がやけに広々としていて、しかも明るいので、ぼくの深夜の練習場所「その2」となっています。どーんと東京タワーがよく見える場所です。
自分の前に並ぶタクシーのドライバーに向かって「外が気持ちいいよ」といった人は、すぐにぼくにも声をかけてきました。タクシーの客待ちは相当にヒマなんでしょうね、よくクルマのなかから出てきて声をかけてくるドライバーがいます。
「おもしろいもんだね、いまクルマの中から見てたけど! うまいね」と褒めてくれました。ニコニコとしながら「お茶飲みなよ」と、ペットボトルのお茶をくれました。「アメもあるよ」と2個ほどミルクキャンディーもくれました。愛想がいいというか、妙に元気で明るい人です。
話を聞くと、なんと75歳の社交ダンスの先生だということ。昼間は100人からの生徒にダンスを教えて、夜は個人タクシーをやっているというパワフルさ。パワフルなのは仕事だけじゃなくて、私生活もすごい。趣味が幅広い。「イラストも描くんだよね」といって手渡された5、6枚のペラの紙を見ると、けっこううまい絵です。独学だそうです。「写真を見てね、あれこれ考えながら描くんだよ。うん、私はね、なんでも独学。クルマの運転もね、ヤンキーの基地で覚えたの」と言います。ヤンキーというのは、ウンコ座りする絶滅危惧種のヤンキーではなくて、アメリカ人のことです。福岡の米軍基地で軍用車を乗り回して覚えたらしいです。「当時はおおらかな時代だよね。基地のなかのガソリンスタンドで働いてたんだ。それでね、軍用車のらせてもらってね。頑丈だからね、塀にあたっても、塀のほうがへっこむんだ」と言って笑います。
75歳に見えない背筋のシャンと伸びた姿勢です。見た目は50代後半から60代というところ。蛭子能収に似ていて、ずっと笑っているような顔です。姿勢がいいのはダンスのおかげでしょうか。「55歳でダンスを始めたんだよ。いや人一倍よく練習をしたね。ダンスはね、鏡と友だちにならないとダメだから。あなたもビルのガラスを鏡にしてたんでしょ?」。そういわれると、姿勢を無視しっぱなしのぼくは、ちょっと口ごもります。いまピルエットの2回転を練習してるんですという話をしてその場で回って見せたら、「そうそう、けっこううまいね、ぼくらは“スパイラル”と言って3回転ぐらいするんだけどね」と、おじいさん。「コンクリの上だし、それに、この靴じゃ見せてあげられないなぁ」と言いながらも、今にもタクシーとタクシーの間で回り出しそうです。
吹奏楽器もかなりやるという話で、若い頃にはジャズメンとして食っていたそうです。楽器はどこで覚えたんですかと聞くと、自衛隊の楽隊にいたという話でした。「当時はまだ自衛隊の前身のね、警察予備隊っていうんだけどね」とおじいさん。戦後間もない1950年代の話が当たり前のように出てくるのに驚きました。「警察の試験を受けてね、警察官になるか警察予備隊に行くかわかれるの。2年勤めると警察予備隊の場合には5、6万円の退職金が出てね、それがほしくて行ったんですよ」。当時の5、6万は、いまの500~600万円ぐらいだそうです。もう戦争はこりごりと、日本全体に厭戦ムードが漂っていた時代でしょうから、そのぐらい出さないとダメだったんでしょうね。でも、話を聞くと、おじいちゃんの自衛隊体験は楽しいものだったようです。
「クルマの免許もね、写真1枚で、あとはお金も要らないしね。楽器もやらせてもらったし、いいところだよ、自衛隊は!」。高らかに笑います。楽器はものすごく練習したそうです。「ああ、ホントによく練習したよ。トイレにも持って入っていたね。音は出せないけど、指の動きは練習できるからさ。とにかく楽器はね、指の練習しないといけないから」。それでプロにスカウトされて、音楽で食っていたという話です。
自衛隊では楽器のほかに空手も覚えたそうです。今でも演武で型を見せたりするということで、これもまたタクシーとタクシーの間でおっぱじめそうな勢いです。
最近は、どこだかのカラオケ協会の会長もやっていて、歌も忙しいんだとか。「いやー、もうやることいっぱいあってさ、人生楽しいよ」と、ずっと笑いっぱなしです。笑っていたかと思うと、「私はテノールでね、けっこう高い声もでるのよ、ハッハッハァ~♪」と歌い出します。ある意味、イっちゃってるおじいちゃんです。
聞いたこともないような古い芸能関係者に知り合いが何人いるとか、親類(の親類)や娘の婿のが芸能で食ってるとか、そういう昔話や自慢話が多いのは、ああ、なんだかおじいちゃんだなという感じでした。でも本当に元気な人で、「人生が楽しくて忙しくて!」というのは心底そう感じてるんだなと思えて、そのことが、ちょっと嬉しくなりました。
「ジャグリングも是非やってみてください」と言っておいたので、ひょっとすると本当にやるかも。
2006年06月14日
9個フラッシュぐらいできてもいい
思い出したようにビデオ情報を。
- Great Vid(MPEG、29MB)。4~9個のボールです。4個のルーチンを見ると、うまいなぁと感心するほどではないんですが、7個はけっこう続くし(確か、かなりうまくいったのをカメラに収めたと言ってたような)、8個や9個のフラッシュまでやっています。
このビデオ自体は、必見という感じではないのですが、以下の文章を書いた後に見たので、何となく紹介したくなりました。
前々から1度書こうと思っていたんですが、8個とか9個のフラッシュは、そう難しくないようですよ。ここは若いジャグラーにもたくさん読んでもらえているようなので書きますが、rec.jugglingとかガットーのフォーラムを見ていると、8個で20キャッチとか9個でフラッシュとか、そういうのがごろごろいます。たぶん、年齢は13~16歳、ジャグリングを始めて1年とか、せいぜい2、3年と、そういう人たちも多いです。
「9個フラッシュ成功したよ!」という書き込みに対して、ルーク・バラージがいらついた感じの反応をしていたのが印象的でした。「で、7個はどんだけできんだい?」というような冷めた返事をしてるんですね。つまり7個が20~30キャッチ程度でも、ひたすらに9個フラッシュを練習すると、たまたまできるという瞬間はあるということらしいです。ジャグラーの多くは、分不相応な練習を嫌いますから、「まだおまえ、9個は早いだろ」とツッコミたくなるところなんでしょうね。
さて、それはそうなんですが、そうはいっても、たとえば8個で20キャッチとかってスゴイのはスゴイです。9個フラッシュだって、マグレだろうがなんだろうが、9個フラッシュに違いありません。9個フラッシュができても意味がない、などというルーク・バラージのような冷めた見方もありますが、そのルーク・バラージにしたって自分のホームページで11個(あれ? 10個だったかな? 12個だったかな?)フラッシュができたことを延々と自慢する文章を綴っていたりしました(いや、自慢というほどではなくて、おもしろい文章でした。峠をドライブしていたときにクルマで事故って、精神的に動揺したままクルマからフラフラと降りて、小刻みにふるえる手で10個を投げたら1発だか2発目で初めてフラッシュに成功した、という話でした)。
周囲のレベルによって、動機付けが変わってくることってありますよね。たとえば、ぼくが明日1時間ぐらいやってみたら8個フラッシュできた、といったら、きっとそれを読んだ人のうち何人かはやってみようという気になるかもしれません。同様に、同年代で同じぐらいのジャグ歴の人が9個フラッシュしたとわかれば、やってみようと思うでしょう。できなければ、練習不足だと思うでしょう。
どうも、ジャグリングの歴史が長いイギリスあたりには、すごいジャグラーが多くいて、そういう環境にみんな触発されるようです。残念ながら、日本のジャグリング界は、そういう意味ではまだ刺激が足りていないように思います。13個フラッシュする人もいなければ、7個でガシガシとサイトスワップを投げる人もいません。ジャグリングをはじめて1年で8個とか9個がちょっとできるという人に対して、「まあ、若い人なら、そのぐらいできる人いるよね」という反応をするだけの環境が、まだないですよね。
これはボールのナンバーズだけじゃなくて、クラブなんかでも当てはまる話なんじゃないかと思います。まあ、実際にイギリスに行ったことないので、わかりませんけど。
2006年06月13日
激し目の5ボールサイトスワップ動画
久しぶりにジャグリング動画を。
- Matthew Tiffanyくんのsiteswap sequences 2(QuickTime、1.5MB)。645->744->84445->94444->84445->744->645, 663->88333->663, 75751->9595151->75751というサイトスワップです。5ボールとしては、けっこうエグい方だと思います。あまり姿勢はキレイじゃないですが、ぼくはこういうの好きです。このぐらい投げれるようになりたいなぁ。
2006年06月11日
ステージ前には練習ですよね
「リアルジャグリングを見た後に練習したくなって、そのまま練習しに行くか、それともステージの感想をつまみに懇親会へ行きたくなるかで、若者かオヤジャグラーか分かれる」と、にしのさんが書いていますが、ぼくは、リアル前にガッツリ2、3時間は投げたので、まだ若いほうなのでしょう。と、自分だけ若ぶってみる(笑)
5ハーフシャワーで114→140キャッチ。
リアル開演前には代々木公園に行ったのですが、リアル観客組が、日本全国からたくさん来ていました。ぼくが把握した感じでは、大阪、京都、静岡、石川、新潟といったあたりから来ていました。
大阪から夜行バスで来ていた山崎(やまさき)さんと、トシヤさんと、ちょっと話ました。2人とも18歳だとかで(トシヤさんだけ、18歳?)、ジャグリングを始めて1年だそうです。1年目で7個に果敢に挑んでるってのも若さ爆発ですが、夜行バス→代々木公園で練習→リアル→夜行バスという強行軍というのも若いって感じです。
意外だったのは、ジャグリングサークル「パティオ」のある大阪大学のある豊中市に住んでいるのに、ジャグリングサークルに行ったことがない、という話でした。2人でひたすらジャグってるだけで、特にほかのジャグラーと交流などもないという話でした。いわゆる関西人で、別に引っ込み思案というわけでもない感じなので、どっか遊びに行けばいいのにとぼくなんかは思うわけですが。
今どき、そういうジャグラーも多いんでしょうか。いや、東京近郊以外は、案外そんなものなのかもしれませんね。ちょっと嬉しかったのは、大道芸か何かをみてジャグリングに興味をもって「ジャグリング」で検索して、ぼくのページが出てきたという話です。
外の世界の情報からある程度隔離されていると、独特のノリとか、技とかが発達することがあります。ぼくは、そういうのをガラパゴス・ジャグリングと名付けました。
でも、いまどきはネットもDVDもあって、2人っきりでジャグっててもガラパゴスにはならないんでしょうね。情報が溢れすぎると、逆に世の中つまらなくなる部分もあるのかなと思ったりしました。他のジャグラーと隔絶されたジャグラーがいて、「えっ、カスケードって奇数個のボールでやるんですか?」とかいいながら、5個を64で投げたりしたら楽しいじゃないですか。
しかし、自作のビーンバッグはレモン型というかラグビー型で、かすかにガラパゴスの香りが……。
荒川テンペイさんに初めてお会いしました。ずっとイギリスにいて、先日帰国したそうです。BJCやEJCといったビデオで姿は拝見してましたので、すぐに顔がわかりました。去年のWJFのランキングでもIntermediateのBallで5位に名前が入っていた実力派で、EJCのビデオではクラブ、シガボ、ボールなんかの映像が映っていたように思います。で、ゲンブツ(ってモノみたいですが)は……、5クラブ5アップピルエットとか、すんごいキレイでした。そばで見ていた山崎さんが「なんかデモムービー見てるみたいやなぁ……」と、ネット時代のジャグラーらしい感想を漏らしていました。
竜半さんに4クラブを見て頂きました。2in1を左右ともやって、それからファウンテン。「2in1が問題とかじゃないですね」。「うーん、左手の1投目が遅れていますね」という指摘。ぼくは左手が「走りすぎる」のが問題だと思っていて、左手の1投目のリズムを遅らせるよう遅らせるように気をつけていたのですが、これが、まったく逆効果だったようです。ずっと気づきませんでしたが、指摘を受けて左手の1投目を早めにリリースしてみたら、ピタッとパターンが収まるじゃないですか。なぜかシンクロっぽくなってしまうと思っていたのが、一撃で解決されました。ビックリです。まだその後そんなに練習していませんが、ひょっとすると4クラブ伸びるかも。こんなことがあるのか。どうして気づかに、延々と同じ間違いを繰り返していたんだろうかと思って、ちょっとゾッとしました。
ぱさーじゅのヒロさんや、元金沢大学JMCの小出さんとかとも、だいぶお話ししました。シャワーを投げまくっていたのは、よく記録簿でシャワーの記録を出しまくっている、ぱさーじゅのいちかわさんだったでしょうか。あまりに黙々と投げているのでお話はできませんでしたが。
リアルのステージの後、渋谷に刺身を食べに行きました。推定平均年齢30歳のオヤジャグラーを中心に。球斗さんこと、松浦昭洋さんと初対面。お噂はかねがね、という感じの有名人ですが、ぼくは肝心のIJAの演技を見た記憶がありません……。IJAのDVDをまとめ買いしたとき、在庫切れで買えなかった年があるので、それかなぁ……。松浦さんは日本人として初めてIJAの予選を突破した方で、透明な円筒のプラスチックのなかにボールを通すジャグリングをするそうです。ビールを飲みながら聞いた話では、最近、その筒を垂直にして、上からボールを入れて、また上に戻ってくるという動きを実験しているそうです。なぜ上に戻ってくるのか、物理的な説明が簡単にできないそうです。ビックリしたのは、そのジャグリングを、ロジャー・ペンローズの見ている前でやったことがあるというお話です。ロジャー・ペンローズって、ホーキングなんかと並び称される天才物理学者です。なんだか、すごい話です。
仙台を中心にアートやパフォーマンス活動で活躍するホゴノプロフィスという団体の代表、本郷さんも初めましてのご挨拶でした。ホゴノプロフィスの名前が「本郷の(ほんごぅの)」という音から来ているという話は知りませんでした……。
微妙な時間でお店を追い出されたのですが、最近ジャグリングを始めたぼくの会社の元後輩、うえやまくんと、Mr.ドミノさんと、さらにビールを飲みに行ってしまいました。ドミノさんは、パズル作家さんです。それはもちろん知っていたのですが、ちょっと驚いたのは、20年ほど前にパズル専門雑誌「パズラー」に掲載された、特定のパズルについて言及したら、すぐに「あっ、それ、覚えてるかも!」と反応があったことです。ぼくは中学生のときパズラーを愛読していたのですが、それは20年前です。ドミノさんは小学生だったそうです。
ジャグラーでパズルといえば、ゴールデンキャップマンこと小田原充宏さんです。やたらとシャワーのうまい人です。去年JJFで話しかけたら、いきなり自作パズルを差し出されました。ジャグ歴と言うべきか、お手玉歴というべきかわかりませんが、ボールを投げるようになって、もう20年とか(?)だそうです。子どもの時からお手玉をやってるなんて人、そうそういませんよね。
2、3人ほどパズル好きがいたからって何だってことはありませんが、ジャグリングとパズルは、どこかに互いに通じる秘密の通路みたいなのがあるのかもなーと思ったり……。ぼくはぼくで、かつて国際パズル愛好家団体とも言えるメンサという団体に所属していたこともあったりするのでした。
2006年06月10日
Real Juggling
すでに各所で絶賛されていますが、Real Juggling、たいへんすばらしかったです。構成、ストーリー、音、光、パフォーマーの衣装・表情・メイク・ポーズ、そういったものをステージ作りのプロがやると、こうも違うのかと思いました。商業的なステージと、学生や趣味人が主体になってやるようなステージと比べちゃいけませんけどね。
個々のルーチン自体は、見たことのあるものが多かったですけど、ぜんぜん引き立ち方が違います。みんな、かっこいい。個性も引き出されているし、それでいて全体としてのまとまりもあって見ていて飽きません。ややジャグラー向けの演出や仕掛けが多くて、内輪うけっぽいところもあったのかなと思いましたが、来ている人たちの、かなりの割合がジャグラーか関係者だったようなので、それはそれで良かったのでしょうか。
(QuickTime、4.5MB)。会場30分前で、すでにこの長蛇の列! 列後方では投げてる人も……
各パフォーマーの完成度も高いなと思いました。たとえばカレー君はIJA2005ジュニアのときのような音楽とルーチンでしたが、技がレベルアップしているし、ほとんどミスがなかったように思います。完成度が高く、見ていて本当に安心感のある演技でした(まったくどうでもいいマニアックな話ですが、(6x,2x)*の拡張版のサイトスワップが気になりました。8xを投げて、下で4か4xを投げるというのを挟むようなパターン)。
森田くんはドロップが目立ったように思います。数としてはほんの少しですけど、なにせ「完璧な人」という印象が強いので、意外な気がしました。最後の7ボールでは、離陸にやや難があったのか、ボールが衝突してやり直すという場面がありました。すでに音楽が終わり、無音になってからのやり直しです。ライティングも白熱球っぽいプレーンなものになっていたので、見ている方としては、ちょっとドキドキしました。やり直しの2度目も不本意だったようで、短いランのあとボールが衝突。首をちょっとかしげます。首を振れば観客にも失敗であることがわかるわけですから、ごまかしがきく感じではありません。というか、ごまかそうという考えは森田くんにはきっとなかったのでしょう。どうするのかなと思ったら、3度目。もう音が途切れて、ずいぶん時間が経った感じします。シーンと静かに見守る観客を前に、プレーンな光のステージで、3度目の7ボール。どんなプレッシャーなんだろうかと思うと、ちょっと祈るような気持ちにもなります。それとも、余裕がありすぎて失敗したことが自分でも不思議、という感じだったんでしょうか。
3度目。ボールを目で追いながら、ぼくは「ぶつかるな、ぶつかるな」と祈ってました。もうそんなに投げなくてもいいじゃん、十分パターンは完成してるよと思ったころ、たぶん30キャッチほどした後に1個をハイトスしてネックキャッチ。完璧です。うぉぉーと会場から歓声が上がりました。プロの意地でしょうか。しかし、失敗の処理としては微妙な気がしました。ステージ全体を通して、ここだけが妙に“素”が出て浮いていたように感じました。
ほかのパフォーマーのときにも、最後のほうで音楽が途切れて、その後、大技を決めるというシーンがありました。こういうのって、ミスや、やり直しがゼロであることを前提に音楽の時間を決めるものなんでしょうか。よくわかりませんが、厳しいもんだなと思いました。あ、でも全体としては技の決めポーズと音、光がピタッと合っていて、すばらしい演出だったと思います。
もちくんの耳リング、矢部さんのビッグ・リングにも感動しました。耳リングは記述のしようがありませんが、またまた技が増えているようでした。あの飄々とした雰囲気と、おふざけ系のクールな音楽で、独特の世界観を出していました。そういえば、全員でやる幕間の演目のひとつで、IJA2004のしんげんもち君の伝説の3ボールルーチンの音楽がかかった箇所がありました。内輪っぽいといえば内輪っぽいですが、見ていたジャグラーの多くは、ああいうの、ぞくっと来たんじゃないでしょうか。うーん、もちくんのボールも見たかった。
矢部さんのリングは、ジャグリングのリングじゃなくて、断面が丸い大きめのリングです。新体操のリングかと思ったんですが、実は自作だと伝え聞きました。そのリングで衝撃だったのが、ショルダー系のパターンです。前から後ろ、後ろから前に肩にちょっとリングを引っかける感じで連続でショルダースローを投げるんですが、斜めになったリングがふんわりと浮いてるように見えるんですね。その滑らかさが、ふつうじゃない。また、表情もいいんですよね。滞りなく左右に流れ落ちるリングに、ちらっちらっと一瞥をくれるんですが、その見下ろすときの表情と視線のアングルがいいんですよ(って何かヘンなところを褒めてますかね?)。ストイックなアーティストの視線って感じです。トーマス・ディーツ好きのぼくは姿勢なんてどうでもいいと言いがちですが、この矢部さんのリングを見ていると、姿勢がパターンの一部になるものもいいなと思えてきます。ムダな動きが一切なく、「華麗」なんですよね。月並みな言葉ですけど。
桔梗兄弟のパッシングは、スピードアップが著しいです。パスが直線的、というより直線なのです。「メキシコ人みたい」「サーカス系だよね」というのを聞きました。サーカス系は広い場所で見せるので、距離を大きくとって、パスを直線的にするらしいです。ふんわりとクラブが舞う浮遊感がいいという人もいますが、見慣れないせいか、ぼくは直線系パスにけっこう感動しました。パッシングに詳しい人に言わせると、速度を上げること自体はそんなに難しくないということですが、とてもそうは信じられません。光を四方に反射する銀色のクラブが、宝石のようにきらきらと輝いているのが印象的でした。
途中、短めのスタッフを回しながらダンスする小川春香さんの演技があって、「感動した」というジャグラーの感想をあちこちで聞きました。身体表現としてはダンスってジャグリングより遙かに高い完成度を求められますもんね。ぼくはといえば、スタッフの技に所々おもしろいなと思う部分があったものの、ダンスは……、まあダンスでしたよね、という感想でしたけど……。
KAZUHOさんのクリスタルボールを使ったコンタクトは、最初は正直あまりおもしろくないなと思いました。両手を広げた2個のアイソレーションも、あまりアイソレートされている感じがないし、パームスピニングも、トニーダンカンとか、YDCの池部さんのとか、もっと激しいのを見たことがあるので、もうひとつインパクトに欠ける感じ。ところが、4個のピラミッドを使ったアイソレーションあたりからは、けっこう鳥肌が立ちました。おもしろい動きだし、難易度も高そう。てっぺんのボールが、ゆらゆらと上から下に降りてくるようなパターンもありましたが、そういうのにもオリジナリティを感じました。お昼の部と夜の部の両方を見た人の話によると、コンタクトジャグリングは、一般人比率が高かったと思われるお昼の部のほうがウケが良かったというのも聞きました。
会場で特製Tシャツとロシアンボールが売られていました。つい1個800円のボールを6個ほど買っちゃいました。ちょうど今使ってるロシアンが、すでに7個中3個ほど割れてしまっていて、そろそろ何とかしないとなぁと思っていたのでした。
![]()
購入した特製ロシアンボール。透明なカラにカラフルな砂が。7色ぐらい売ってたかな。矢部さんが作ったと聞きましたがホントでしょうか
2006年06月09日
夢、あきらめないで★
ちょっとシャワーが好感触。あれこれ記録が微増。
- 5ボールシャワーで104→106キャッチ
- 4ボールシャワーハイローミドル(915171)で24回
- 4ボールシャワーハイミドルロー(b17131)で3→4回
- 4ボールシャワーローロー(b15151)で2回
- 4ボールシャワー3アップピルエットで3→5連続
- 4ボールシャワー200キャッチで、足まったく動かさず
やっぱり上達すれば足をぴったり固定もできるようになります。いまは5ボールシャワーは動き回りますが、これも上達すれば、いつか止まると思っています。
久しぶりに97531をコールドスタートで少し練習したら、何となく531に余裕がでてきたので、試しに9753155555とカスケードに入ってみたら、1度だけ成功しました。コールドスタートというのは、右手に3個、左手に2個とか持った状態から、いきなりそのパターンを投げることで、反対の言葉はホットスタートです。ホットな(投げている)状態からパターンを投げるということです。
周囲の人に聞いたら、97531みたいに高いスローから入るパターンは、ホットスタートのほうが簡単だということだったんですが、ぼくは、サイトスワップはだいたいコールドスタートで練習をはじめます。97531だと右手3個から1個だけ9で投げるので、確かにちょっとやりづらいかもしれませんが、ぼくにとっては5シャワーでもいつもやってることなのでした。
97531はグランドステートのサイトスワップですが、エキサイテッドステートのものは、トランジションが必要になるので、コールドスタートのほうが簡単だと思っています。たとえば、66161を練習しようと思ったら、右に3個、左に1個もった状態から右手から投げ始めます。これを4ファウンテンからホットスタートでやろうと思うと、4444-5-66161-66161と、トランジションとして5を入れないといけません。人によっては最初からトランジションと合わせて練習するようですが、ぼくはどうもダメです。
ともあれ、97531はできるようになる気がしてきました。カスケードで500超えたし、そろそろ5個のパターンも、いろいろ練習してもいいかなという感じです。
酔っぱらいに1000円もらいました。これでジャグリングで稼いだお金は合計2500円(笑) お酒を飲んでいる人は、話しかけてくる率が高いです。
「オレを客だと思って、ちょっとやってみてよ、1000円出すからさ」。そういわれても困るので、人に見せることを考えたことがないし、ポロポロ落とすしで、ぜんぜんダメですよと固辞するわけですが、酔っぱらいはそんなこと聞きません。「まあ、やってみなって。いいじゃん、やったことないならやってみりゃ」。うーむ。
「説明とかしゃべりとかいいからさ、ほら集中して」とか、もっともらしい指摘を受けつつ、あれこれ技を。「笑顔、笑顔!」。ポロリ……。「いーんだよ、プロじゃないんだし、練習なんだし、気にしなくて」。「5個は完璧なんだから6個やってみなよ。やってみないとできるかどうかわかんないよ?」。いや、いまから1年ぐらいやれば少しできるようになるかもしれませんが、と言っても、そういう時間感覚は理解してもらえません。「ほら、だんだん6個も良くなってるじゃん。さっきよりいいよ」。まあ、ふつうの人の感覚ってそんなもんだよなぁ。毎日練習しても1年とか2年かかると言っても信じないだろうなぁ。
「がんばってるよね、オレ、がんばってる人を見ると応援したくなるんだよね」。酔っぱらいに限りませんが、話しかけてくる人は、そういう応援トーンのことが多いです。「いつもここで投げてるでしょ。見かけたことあるよ。がんばってるね!」という感じです。でも、つい本音で普通にしゃべってしまいます。「いや、別に趣味で」「いい運動だから」「会社員ですよ。会社帰りにちょっと」「人前でやろうとか、そういうんじゃないんです」「別に目標とかありません、ただ楽しいから」。
夢も何もありません。これじゃあちっとも応援しようという気にならないでしょうね……。嘘でもいいので、適当に夢のあることを言った方がいいんでしょうか。「いや、もうそろそろ30歳になっちゃうんで、思い切って会社をやめたんですよね。この1、2年が勝負と思って、いま世界大会を目指してるんです。まったく力不足なんですけどね、でも、やれるだけやってみたいんです。ニカッ」ぐらい言った方が、「夢、あきらめないで★」という感じで共感してもらえるんでしょうか。
「きゃー、すごーい、はじめて見たー」と話しかけてきた、ほろ酔いの女子たちが聞いてきました。「土日とかにどっかでやってらっしゃるんですか?」。「いや、そういうんじゃないんです、ただ趣味で」、なんてニコニコと答えると、むしろ女子たちは、しばらく無言で頭の上にハテナマークを浮かべたりします。「なんだー、見に行こうと思ったにー」。趣味でジャグリング? 何それ? 意味わっかんなーい、と言わんばかりです。
まあ、ホントに。何で趣味でジャグリングなんてやってるんでしょうね。
2006年06月08日
5ボール500突破
5ボールで498→538キャッチ。やっと500を超えました。5個はカスケードもシャワーもハーフシャワーもいい感じで、なんかもう少し記録が出そうでした。特に5シャワーが急にラクになりました。夢なら覚めないで。
お正月に立てた2006年前半の目標を振り返ると、
- 3ボール3アップピルエット20回連続
(正月時点:7回、6月9日時点:31回) - 4ボールファウンテン4アップピルエット
(正月時点:3アップまで、6月9日時点:いちおう4アップもできる) - 4ボールミルズメスで10キャッチ
(正月時点:全然ダメ、6月9日時点:全然ダメ) - 5ボールカスケード3アップピルエット
(正月時点:それどころじゃない、6月9日時点:10~20回に1度成功するぐらい) - 5ボールカスケードで300キャッチ
(正月時点:194キャッチ、6月9日時点:538キャッチ) - 5ボールハーフシャワーで両手カウントで100キャッチ
(正月時点:60キャッチ、6月9日時点:114キャッチ)
ということで、4ミルズ以外は目標を達成できました。
2006年06月07日
バッククロスはダブルから?
クラブ。2in1で107→161キャッチ、逆手2in1で118→158キャッチと記録増。左は軌道や姿勢に安定感があるのに、右手側はどうもヘッドの方向がイマイチ定まりません。その結果、“コリオリの力”を受けて100キャッチするころには360度ぐらい、その場で回ってしまっています。まあ徐々に修正できれば御の字でしょうか。なんども同じことを書いてますが、身体が回転しはじめたら(足が動いたら)そこで止めるという練習方法は、ぼくは取りません。リズムと高さ、スピンの感覚を先に身に付けて、それからヘッドのアングルを直すほうが近道に思えるからです。
2in1は上達したものの、4ファウンテンは相変わらず。
クラブのビハインドザバックをかすかに練習。1本、2本、3本と本数を増やす練習をやったら単発の成功率は左右ともグッとあがりました。ふと思い立ってダブルスピンもやってみたら、これはこれでリズムが遅くてわかりやすいです。ダブルだと、左右連続でビハインドザバックを2投投げてもカスケードに戻れます。3クラブのバッククロスはシングルよりダブルのほうが簡単という話も聞きますから、ひょっとしたら、まずはダブルで練習したほうがいいのでしょうか。
そうそう、今週末はReal Jugglingです。土曜の18時からなので、お昼から代々木公園で少し練習して、それから移動しようと思っています。
2006年06月06日
ピルエット百遍、軸、自ずから定まる
吐き気がするほどはやってませんが、少しダブルピルエットの練習をしています。何となく上達感があって楽しいです。練習すれば、ちゃんと上達するんだという気がしてきました。
1回転した後にスポッティングして、そこから首を振って2回目の回転につなげるタイミングや感覚がわかりつつあって、それがうまく行くと「よっしゃ」という感じです。腕ふり→肩回転→首残し→首回し→正面で首トメ→肩の回転待ち→再度首フリ→2回転目→気づくと正面を向いてる、という流れで言うと「正面で首トメ→肩の回転待ち→再度首フリ」という箇所がうまく行くと、「角運動量って保存されるんだなぁ」みたいな不思議な感覚を味わえます。
スポッティングありでやるのか、なしで勢いで回ってしまうのかとか、腕を折りたたむときに肘が平行に、ファイティングポーズになるようにするのか、それともツタンカーメンのように胸の前でクロスするのかとか、いろいろ実験しながら回っています。スポッティングも、斜め上を見るか、水平に正面を見るのかとかも、どうするのがいいのか試しています。今のところ「水平スポッティングありのファイティングポーズ」が最善かなという気がしてます。
下のビデオで言えば、1回目はスポッティングなし、2、3回目はかすかにスポッティングという感じです。
(QuickTime、4MB)。ダブルピルエット練習風景。スポッティングしようとしてたり、スポッティングなんて忘れてたり……。
2006年06月03日
ドーナツはストイック!?
代々木公園へ。これまで明治通りを北上していたのをやめて、外苑東通りで西麻布を抜けて表参道へ裏道で行くようにしたら、一気に代々木が近くなった気がする。
今日はあまり人は来ていませんでしたが、京大のジャグリングドーナツから篠田さんという方が来ていました。用事があって週末は東京に滞在しているんだとか。明日はパサージュのステージも見に行くそうです。
いろいろとドーナツの話を聞かせて頂きました。いちばん驚いたのは「上回生(じょうかいせい)」という言葉です……。関西の大学では1年生、2年生などとは呼ばずに1回生、2回生などと呼ぶというのは、関西出身のぼくは知っていたのですが、上級生のことを上回生と呼ぶとは知りませんでした。じゃあ、下級生は下回生?
ちなみに、ぼくは最初関東の大学に来て「1年生」と言うのに驚きました。なんか小学生みたいって……。関西人にしてみれば、大学にまで行って「いちねんせー」ちゃうやろ、ということなんですけど。
いや、それはどうでもいいんですが。
今年、関東系の大学のサークルでは新入生がたくさん入ったと聞いてますが、関西はどうかなと思って水を向けてみると、どうも取り立てて多かったということはないようです。新入生にしめるジャグリング経験者の割合も高くなっているという話も聞いてるのですが、ドーナツに関しては、そうでもないという話でした。経験者もいるのですが、そうはいっても2回生には及ばなかったり、5ボールができるといっても自己流なのでフォームが汚かったりする、という話です。フォームのことを口にするというのがドーナツっぽい気がしました。
1回生は入って3ヵ月ぐらい(?)で大道芸をやらされることになっているそうです。上回生とペアを組んで30分やる、というのが一種のノルマというか、通過儀礼となっているそうです。これにプレッシャーを感じたり、あるいはやってみてショックを受けたりで、そこでサークルを辞めちゃう人がいるそうです。き、きびしい! 篠田さんは、この伝統はやめてもいいんじゃないかと話しているそうです。技術があるのは、それはそれでいいことだけれども、ともかく人前で30分見せられるようになりましょうよ、というのがドーナツ的なスタート地点なんでしょうか。マラバリのムラマツさんも「ドーナツって、すごくストイックな印象がありますよね」といってましたが、ぼくも勝手にそんなイメージをもっています。
追記:ドーナツのすえきちさんから、コメントをいただきました。あわせてご覧ください。
今日の練習は……、さほど上達もなく。久しぶりに4クラブを投げたら、やや左手の感触が良くなっていたような気もするけど、やっぱり20キャッチちょいがやっと。1up2upが46→54キャッチと微増。5ボール3アップピルエットは、成功率はあがっていないけど、激ムズという感じはしなくなったかも。
ムラマツさんと2人で神宮前の「東坡(トンポー)」という中華料理屋へ。麻婆豆腐がちょっと有名なお店です。何年ぶりかで行きましたが、やっぱり麻婆豆腐は狂ったように辛かった。お水くださいと言ったら、「お水ダメ! お水と一緒に食べたらお腹壊すから!」と怒られた。どんな麻婆だよ……。
よよこーへgo
曇りですが、気温も低めで練習日和。昼から代々木公園いきますー。
2006年06月02日
リアル宣伝動画
Real Jugglingが宣伝用にpodcastをやっていたようです、気づきませんでした。出演者ひとりひとりが簡単なパフォーマンスを披露しながら、ステージに向けての抱負を語っています。QuickTimeが入っていれば、パソコンでも動画が見れます。
BJC2005のビデオでも見たんですが、矢部さんはフラフープのような大きなリングを去年あたりから始めたようです。BJCの体育館の映像に映った矢部さんは、背中の上を転がす技とか、肩に微妙に引っかけるリバースバッククロスみたいな技をやっていました。滑らかさとか安定感とか、かなりスゴイと思いました。楽しみ楽しみ。
桔梗弟って15歳なんだ……、若っ!
2006年06月01日
最近のスナップショット的練習日記
“練習日記”らしく、最近の自分のジャグリングのことなど少し。
99%の時間はコンクリ(アスファルト)上で練習しているので、靴の傷みが激しいです。柔らかいゴム底はあっという間です。というわけで、ピルエットでダメにした靴は、これで2足目です。それなりにダブルピルエットがキレイに回れるようになるまでに、あと1足で何とかなるでしょうか。
Yoshiakiくんのブログによると、ピルエットではヴォヴァとも張り合うほど回りまくるジーナ・シュバルツマンは、ピルエットの練習しすぎで毎日吐いていた時期があるそうです。「最初は気持ち悪くなるので、少しずつ練習しましょう」なんてぬるいのはダメですね。回れるようになるまで回れ、ということかも。
目が回った状態でピルエットを練習するのは効率が悪いでしょう。でも効率良く10分だけやるより、吐きながらでも3時間回ったほうがいいと思うんですよ、ぼくは、そういう根性メソッドが割と好きです。
語学をやっているときにつくづく思いましたが、効率とか方法論をいつまでも論じている人は、だいたい成長が止まっています。自分が成長できないのには何か方法論的な間違いがあるんだろうと考えはじめます。でも、たいてい違います。
「単語帳? ああ、ふつうのやつ、50枚ぐらい束になってめくるやつあるじゃない、あれを使ったよ。半年でゴミ袋3つぶんぐらいかな。がんばれば1日100単語ぐらい覚えられるよ」とか、一瞬耳を疑うような「量」をこなした人は強いです。1日1単語とか言って、「効果が出ない」と嘆く人は、ピルエットで言えば週に10回転ぐらいしかしていない人です。嘆く前に、あと1万回まわりましょうよ、って。
とか、強気なことを言ってますが、最近あまり練習してません。とうぜん上達もしていません……。3ボールで少しできるようになったことがあるぐらいです。
1ヵ月ほど前に突然ファステスト・ジャグリングができるようになりました。それまでは、ファステストに見えてファステストじゃない3ボールの技が数秒できるという感じでした。この技はファステスト以上に忙しくて速く見えます。というわけで、密かに自分のなかでは“ファスター・ザン・ザ・ファステスト”(faster than the fastest;最速より速い)と名付けていたのでした。
ずっと以前に撮影したファスターの動画はここにあります。このファスターは、いろんなジャグラーに見せたのですが「ファステストじゃん?」という反応が返ってくるだけでした。でも、違うんです。そもそも左右非対称だし、左右のボールを2度つかんでません。これはむしろクローキャッチボックスに近くて、真ん中のボールをフィードするんじゃなくてアイソレーション的に浮遊させているのがポイントです。これ、キレイに高速にやれば、けっこういい技ざと思って、正しいファステストができなくても、それはそれでいいやと開き直っていました。
ところが、ファステストができるようになってみると、ファスターのほうは、まったくできなくなりました。ちょっと悲しいです。
できるようになってみてわかりましたが、ファステストは、左右のボールをやや高めに投げれば、いくらでもリズムを落とせます。それでは見栄えがしませんが、これはクローキャッチなんかと同じで、最初はゆっくりで、練習していくうちに徐々にスピード上がっていくものなんでしょうね。
久しぶりにやったらペンギンで100キャッチを越えました。以前の最高は50キャッチ前後でした。ぜんぜん練習してないのに、伸びるのが不思議です。200キャッチぐらいはいけそうです。これも高く投げれば、ゆっくり確実にできるけど、ゆっくりやると見栄えがしない技ですね。
3ボールでは思い出したように441ミルズをやっています。まだ10パターン前後しかできません。44のうちどちらか一方が低すぎて破綻することが多いです。少し気合いを入れて30分ほどやったら、だいぶ改善されて44の衝突も減りました。これは4ミルズへの準備だと思ってやっています。人によっては、441ミルズなんてやっても4ミルズとは関係ないと言いますけど、どんなもんでしょう。
そのほかはサッパリです。このあいだ、カスケードの調子がやたらよかった日があって、400越えても集中力にも体力にも余裕があって、「今日は5カスケードで記録でるぞ!」と予感があったのですが、やっぱり自己記録タイの498キャッチで落としました。
(6x,4)*が少しよくなって6を8~12キャッチできる感じです。5シャワーは、ちょっとずつ良くなっていますが、よく続いて70~80キャッチという感じです。5シャワーのハイロー(b171)は7回ほど続きましたが、うーん、bがむずい。744は気味が悪いほど4がばらけるので練習もしていません。5ボール関係は、どれも停滞しています。
4ボールも全般に停滞している感じです。唯一「あれ、伸びたかな」と思えるのが2アップのハーフピルエットやピルエットです。2アップが良くなったので4アップの成功率も上がっています。(6,6)(6,6)というのが上達したからか、シンクロ6ボールファウンテンも、かすかに良くなっている気がしています。が、6個も7個も、滅多なことで手にしなくなりましたから、ぜんぜんダメです。
633は投げ初めは6が4回ぐらいで終わっちゃいます。気合いを入れて5分ぐらいやると少し続くようになりますが、なんだか上達しません。7333は2回ぐらいで落とします。うーむ。7531はいい感じで、4回連続の成功率があがって、5回連続とかできそうな気がしてきました。あとはえーと、このあいだ83333、933333を試して初めて単発で成功しました。333を素早く小さく投げる練習をするのが良さそうです。
思い出したようにやる4ボールのスプリットがなかなか伸びません。いきなり2投目に衝突することもあるぐらいです。うまく続いて40~50キャッチぐらいでしょうか。こういうの、毎日やるとたぶんスクスク伸びるんでしょうけど、うーん、なかなか、そういう感じの練習ができません。
