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2005年09月15日

ストレッチ神話と腱鞘炎の予防法

rec.jugglingで怪我についての話題が出ていて、PhysioMonkey(http://physiomonkey.blogspirit.com/)というサイトが紹介されていた。ジャグラーの怪我といえば、もちろん腱鞘炎。

いろいろと調べていて勉強になったけど、何よりいちばん驚いたのは「ストレッチ神話」。ジャグラーのみならず、おそらくどんなスポーツをやる人にも共通して信じられていることだろうけど、運動前には十分にストレッチしろということが、なかば常識として言われている。いわく、「怪我の予防になる」「いい成績を出せる」。

ところが、これには実は根拠がないらしい。怪我のリスクを下げるという研究結果がないどころか、むしろ念入りなストレッチをやることで筋力のパフォーマンスを6%程度落とすという、にわかに信じられないような話がある。6%の筋力が落ちても大したことはないけど、限界ぎりぎりの記録を狙うアスリートや、限界ぎりぎりのボールを投げるジャグラー(笑)には、無視できないものだ。ていうか、時間の無駄。

ストレッチで身体の柔軟性を高めることには、転んだときやひねったときに、必要以上の負荷がかからないようにする意味があるので、普段からストレッチをすることは、たぶんいい。でも運動直前のストレッチが、運動中の怪我のリスクを下げるという意味ではない。むしろストレッチは身体がまだ温かい運動後にやるのもありだという。

心拍数や体温を上げるためのウォームアップとしては、自分がやる運動の軽めのものをすれば十分だとか。ジャグラーなら少ないボールから徐々に、ということで、だいたいみんな間違ってなかったってことだ。

じゃあ、腱鞘炎の予防には何が必要か。言い換えると、どういうときに腱鞘炎になるのかということだけど、これは「無理をしない」ということに尽きるらしい。練習を重ねていくうちに、運動に必要な筋力や腱の強度は増していく。だから、自分にとってふつうにできる程度の運動であれば、別にストレッチをしなくても、ふつうにできる。危ないのは、自分ができる以上の運動をしたときで、そのとき、筋肉や腱の繊維に微細な傷が付く。

筋繊維が傷つくと、軽い炎症を起こす。これが筋肉痛。筋繊維は、すぐに修復する。ところが、筋肉と骨を結びつけている腱のほうは、修復が極端に遅く、人によっては全然修復が進まないというシロモノらしい。蓄積された腱の損傷は、時間をかけて治すしかなく、今のところ効果的な治療法はないという。ともかく「ゆっくり休む」というのが最大の治療法のようだ。

外部から超音波で壊れた古い組織を破砕するという治療法がアメリカでは注目されていて、FDAの認可も下りたといういけど、どうなんだろうか。腎臓結石を破砕するように、ぼくの肩にたまった石灰質物質も砕けそうに思えるけど。

あ、もうひとつ、ちょっと驚いた神話。怪我や痛みがあるときに冷やすのがいいか、温めるがいいか。炎症のときに痛みを抑える効果があるのは、冷やすほうで、温めるのは逆効果だという。何となく温めると良さそうに思っているし、温めると気持ちいいんだけど、炎症をひどくするだけらしい。日本人のように全身浴をすれば、全身の血行をよくするから、それは効果がありそうに思えるけど。ただ、冷やすことで局所的に感覚を鈍らせることに鎮痛効果はあるけど、それが長期的に炎症を抑える効果があるかどうかについては、何とも言えないのだとか。

投稿者 ken : 2005年09月15日 23:01

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コメント

最近は、「十分な睡眠」に勝る怪我の予防法はない。
とか考えてます。

投稿者 セバスちゃん : 2005年09月17日 07:00

睡眠だったら、ぼくは大丈夫だなぁ。
ここ1、2年は、すっごいよく寝ています。

それにしても、そろそろジャグリングやりたいなぁ。
今日は横浜で大道芸を見てきました。

投稿者 西村 : 2005年09月18日 00:38

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