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2005年08月01日
世界のトップジャグラーたちの子どもっぽいケンカ
ジェーソン・ガーフィールドが、ボツとなって実際には公開されなかったWJF用プロモーションビデオを2本、自身のページで公開している。WJFのプレジデントと1週間ほど議論でやりあったけど、結局のところWJFの公式ページには掲載されなかったものらしい。ジェーソンはこの件で、ほとんどWJFを追放されそうになったんだと言ってるけど、どこまで本当なんだか。2006年のWJFには出ないかも、って、WJFってジェーソンの私物じゃなかったの? いやはや、スポンサーがつき、コマーシャルが絡むといろいろ面倒だねぇ。ジェーソンはWJFのディレクターたちを、事実上ほとんど名指しで「The WJF has no balls.(WJFは度胸がねぇよ)」と口汚くののしっている。こういうことをすると敵を作るよなぁ。くだらないことで敵を作って恨みを買うのって、結局損するだけだと思うんだけど。
で、2本のプロモビデオ。1本はヒップホップスターになりきったジェーソンが、なかなかそれっぽく歌っているというだけのもの。あまりに早口で何を言ってるのかよくわからないけど、どうもジャグリングのことで挑発的なことを言ってるらしい。rec.jugglingに歌詞を書き取ったポストがあったので、以下、引用。やっぱり露骨にガットーを挑発している……。ビデオで「自分は勝てる」と証明するのに躍起になってるだけじゃねぇか、アートだって言ってるけど自分だってビデオを公開することで結局は競争してるじゃないかと、そんな挑発。ジェーソン式のWJFへの招待状だったのかもしれないけど。
"is that art? I don’t get the point of your video showing moves you're never gonna hit in a show But your clips scream for attention like a banshee So you post videos trying to prove you could win As you throw up clubs and you spin and you spin You say you’re an artist but you sure ain’t the smartest You’re caught in between and you’re stressed and obsessed but the videos you post are only appreciated by those who you oppose and you turn your back on those because you think you know well it’s come time I suppose you didn’t know but now you’re exposed. You’ve seen the competition and you’ve seen the shows And now you’re competing with me through your videos And you try to prove That you could win 1st prize"
もう1本は、「Tricks that Anthony can't do.」というもの。笑える。ジェーソンって芸達者だなと思う。かなりエボニックス(黒人英語)の特徴を捉えてる。で、内容はアンソニー・ガットーを挑発しまくるもので、「ヤツが○○やってんの、みたことねぇ。やってねぇ。やってねぇってことはできねぇってことだ。ぜってぇ、ぜってぇできねぇ」と、次々と割と些細な指摘を続ける。たとえば、ピルエットの投げはじめの右左。アンソニーは必ず右から投げる、左からできねぇんだ、だから5クラブのピルエットの連続のときに間に「セットアップ(準備)スロー」を投げてるんだと言う。どうだっていいじゃん……。ていうか、ガットーならできるだろうって。
本気なんだか、子供のけんかをマジでやってるのか、よくわからんけど、この挑発に、なんとアンソニーが乗ってしまった!
ガットーのビデオクリップのページを見ると、新しいビデオが増えている。Pirouettesと名付けられたヤツが、まさにジェーソンの挑発に答えたビデオ。動画の冒頭にいきなり赤字で「WHAT?(何だと?)」と出てくる。おまいらガキかよ……。
以前、ガットーが7ボール10分のビデオを公開したときにも、前口上で「おれがいまからやってやっから、まあ見とけ」と言ってたりして、案外ジャグリング界の噂にガットーも敏感になってるんだなと思った。当時、7ボールで4分ぐらいの記録を打ち立てたジャグラーが話題になっていて、その噂を聞きつけて、これでもかと言わんばかりにガットーは見せつけたのだった。
で、今回のピルエットのビデオの冒頭では、ムキになった子どもっぽさ全開で、こんなことを言ってる。自室の部屋っぽいところでアームチェアーにゆったり腰掛けながら、ガットーは冷静を装ってはいるけど、内心では対抗意識を燃やしまくってるのが伝わってくる。「最近噂で小耳に挟んだんだけど、ジャグラーのなかに、ピルエットをして、続けてもう1度ピルエットをするとき、私が“セットアップスロー”を間に挟まないとピルエットができないって信じてる人がいるようだ」。ははは、まさにジェーソンの指摘だ。「これから、その噂が嘘だって証明しましょう。何ができるのか。たった5分。1日の練習で」。このへんの物言いが、子どもっぽいよ。
「みなさんの中には、私にできないことってあるんですかと、そういう風に尋ねる人もいるかもしれません。答えは、ノーです。私が“やらないこと”は--、答えはイエス。ありあまるほど時間があるわけじゃないんですよ」。ガットーって、かわいいところあるよな。
しかし、ガットーの実演にはぶっ飛ぶ。やっぱりジェーソンどころじゃない。5クラブピルエット連続の安定性を見れば、ガットーはトップジャグラーの中でも別格だと再認識するばかり。7リングでも左右連続でできるし、5ボールのオーバーヘッドでもできるし、もうやりたい放題って感じ。
「片手に4本まとめて回収してフィニッシュできねぇ。ヤツはいつも片手にまとめて、最後の1本はフリーになった手でつかむんだ。ヤツの手は小せぇ!」というようなジェーソンの指摘は、単なるギャグなんだろうけど、うーん、でもダブルやトリプルピルエットは? ガットーのクアドラプルピルエットは見てみたいなぁ。
ガットーに、もっと挑発に乗ってほしいと思うのはぼくだけ? db97531をやってほしい。今どきの難しいサイトスワップを覚えてほしい。以前リニューアルされる前のガットーのサイトには「サイトスワップなんて覚える気はないから、オレに教えようとしないでくれ」と書いてあった。そういう頑ななところとか、もったいないなぁと思う。
ジェーソンはWJFで競技としてのジャグリングを目指したいわけだろうし、だとしたら、そこにガットーを引っ張り出さないと意味がない。だから挑発してるんだろう。
二人が挑発し合ってすさまじいワザが生み出されるなら、それは昇華というべきだろう(言わない)。
投稿者 ken : 2005年08月01日 23:36
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コメント
Jasonのあの動画はほんのわずかな間だけWJFのページにもありましたね.
すぐ今のものに差し替えられましたけど.
彼のキャラクターはよく分かりません.
Gattoはダブル以上のピルエットは出来なそうですよね.
今のところ,見たことない気がします.
投稿者 ムラマツ : 2005年08月02日 16:08
あ、そうなんですか、一瞬ビデオありました?
見なかったかも。
ジェーソンは結構本気じゃないかと思うんですよね。
まじめな性格っぽいです。まじめにジャグリングをやってて
まじめにジャグリングに対する人々の見方やジャグラーの見方を
変えたいと思っているんじゃないかなー。
ダブル以上のピルエットですが、ガットーは練習すれば
「5分で5回転までできたよ」とか言いそうで怖いです。
実はすでに密かな練習をしてたりして。
ジェーソンいわく、ガットーはジェーソンのトリックを盗んだり
しているらしいですし(笑)
投稿者 西村 : 2005年08月02日 18:24