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2008年07月25日
おじいちゃん先生
ムスメがひどい咳をしている。熱はないものの久しぶりの風邪かと思って病院に行くと、かかりつけの小児科が2週間ほど前に閉鎖となっていたことを発見した。医院の閉鎖を告げる告知には「先生はとうとうおじいさんです」とあった。

「とうとうおじいさんです」と閉鎖を告げるかかりつけの小児科の病院
ずっと小さなときからお世話になっていたおじいちゃん先生は、もう80歳近かったと聞いている。いつ病院をたたんでもおかしくないとは思っていたけど、ここ半年ほどムスメは鼻水1つ出さない健康優良児だったものだから、前触れにすら気付かなかった。1カ月前に病院に行っていたら、お礼ぐらいは言えたのかもしれない。
先生からすれば、ぼくら夫婦ですら自分の子どもより若いもんだから、なぜかいつも微妙に説教された。「1日じゅう子どもと頬ずりしている父親なんかいるらしいけど気持ち悪いね! 男親っていうのはね、たとえば子どもが転んで泣き出しても飛んでいったりしない。じっと見守るだけでいい。その代わり男親はね、家族を守る義務があるんだよ」と、イマドキの感覚するとジェンダー差別的な発言が忘れがたい。「母はラ・メール、海だよ、うん」と妙に詩的で意味不明の表現が飛び出したことも忘れがたい。あまり急き立てるように質問をすると全部無視されて定型の答えが返ってくるというもどかしいやりとりも、今となってはちょっと懐かしく、やっぱり先生の引退が寂しい。
朝9時前に医院に着いて、ステッキをつきながら先生が登院してくるのを「おはようございます」と迎えたものだった。

注射も含めて、いつも手際はよかった
投稿者 ken : 2008年07月25日 22:52