2007年10月28日
ネットショッピング
今さらネットショッピングって便利だなと思っている。「シェービングフォームがなくなりそうだったな」と思い出した瞬間にケータイでクリックして買えるのはいい。無線LANルータの情報をネットで調べて、そのまま注文できるのもいい。ハンディカムのAVケーブルを、わざわざ量販店の店頭で店員に型番を聞いて買うなんて面倒するぎる。ググッて出てきた型番をアマゾンにコピペしてクリックするほうがずっと楽だ。
身につけるものとか、どうしても見た方がいいもの以外は、もうネットで済ませたい気分。270円の整髪ジェルを楽天で注文したら送料が490円だったけど、買いに行くことの手間や精神的な煩わしさから解放されるなら490円ぐらい安いもの。つい買い忘れてしまい、2、3日ほど残りのジェルを絞り出すためにチューブをひねりまくってイライラするよりいい。
すでに生鮮食品も通販生活だし、ユニクロも通販だし、どんどんリアルな買い物が減っている。ベビーカーに乗った赤ちゃんを連れて、貴重な週末の半日をつぶして人混みの中に身を投じる気になれない。
買い物体験の楽しい面を再現しつつ、しかも手間を減らすような、そんなリッチクライアントの市場が伸びそうな気がする。単純なSQL+Webブラウザじゃダメだ。既存の各種オンラインショップに対して、インターフェースだけラップするようなマッシュアップクライアントを作り、アフィリエイト収入でもうけるってどうかしら。
家電量販店の店員の給料というのは専門知識というエキスパティーズを使って顧客に対してコンサルティングサービスを提供することで得ていると考えられる。そこを置き換えるような、インタラクティブでリッチなUIを備えたクライアント。
例えば、デジカメ購入専用クライアントというのを作る。その時々で最新のデジカメの情報をネットワークリポジトリから引っ張ってきて、
- 自分が気になるスペックだけを一覧にして比較表を作ってくれる
- イエス・ノーだけで自分にぴったりの機種を推薦してくれる
- 3Dの製品写真が見られる
- 撮影サンプルが見られる
- 購入を決めたら、ネット上でいちばん安い店に発注してくれる
- 実は掲示板機能ももっていて評判情報も蓄えられる
これ、kakaku.comあたりが投資して開発すべきクライアントかもしれない。というか、AIRを使ってやってるところが、すでにあった気もする。
商品点数が楽天のように膨大だと、インデックスをローカルに持ってこれないけど、特定ジャンルの製品であれば何とかなりそう。むしろ、サーバの負荷も減るし、検索時のレスポンスも良くなるし、提供側、ユーザー双方にメリットがありそう。
というか、それこそがSilverlightやAIRが目指している世界そのものか。楽天がある今、WebでECサイトを作っても勝ち目はないけど、ECリッチクライアントのレースは、まだ始まってもいないから、案外チャンスあるのじゃなかろうか。今またプラットフォーム変動が起こっているから、次の10年でデファクトとなるべきものの原型が、向こう1年ぐらいで出てくるのじゃないだろうか。EC以外だと何だろうか。
ECリッチクライアントは、かつてカタログ雑誌が持っていた機能も果たすわけで、そう考えるとflipbookみたいな電子雑誌が目指す領域とも重なる。うーん、でも電子雑誌は雑誌のメタファーを引きずりすぎな気もする。消費者は果たして雑誌のようななじみやすさに流れるのか、もっと革新的な新しいUIの買い物に早々と適応するのか、というところか。
雑誌のようなメディアも統合ということになることを考えると、情報系サイトも、自分たちの専用リッチクライアントを開発して、そこに物販を統合していくといいような気もしてくる。
Torrentプロトコルをしゃべるようにして、インフォマーシャルのような映像も扱えるといいなぁ。
投稿者 ken : 2007年10月28日 14:22