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2006年12月20日

世界を見る目?

4794214049世界を見る目が変わる50の事実

ジェシカ・ウィリアムズ
草思社


目次には、こんな「事実」が並ぶ。

ぼくは数字好きだから、何かおもしろいと思える統計でもあるかと思って古本屋で買ったけど、どれもこれも、当り前っぽくてツマラン。

この程度の事実の羅列で世界を見る目が変わるのだとしたら、それはナイーブ過ぎると思うんだけど、どうやら著者は真剣なようだ。読者をバカにしていると思う(あるいはバカしか読者として想定していないらしい)。「ほら、先進国のあなたは知らなかったでしょう。私達は特殊な世界に生きているのよ」と得意気に言う感じが、何と言うかホワイトバンド的な頭の悪さ丸出しで、読んでいてイヤになる本だった。当り前のことをウィットのかけらもないレトリックで並べたてて得意になるばかりで、じゃあ、何ができるかという提言がほとんどない。これじゃあ、中学校の優等生の作文だ。

他国の文化的伝統について語るときにも、たぶん著者が気づいていない欧米人特有の自文化至上主義がにじみでているように思えて、そのことでもウンザリ。

目次に50の事実が掲載されていて、そういうのをパッと眺めるのはいいことだと思う。本文を読まなければ、そんなに悪くない本なのかもしれない。

投稿者 ken : 2006年12月20日 23:04

コメント

なんだか、装丁のイメージが全然違いますなぁ……
http://ec1.images-amazon.com/images/P/0972952969.01._AA240_SCLZZZZZZZ_.jpg

日本版の、この「ほんわか」 っぷりは、なんなんだ^^

投稿者 大江和弘 : 2006年12月22日 13:47

原著の装丁じゃ日本では売れなさそうだよね。
翻訳本の出版社としては正しい判断のような
気がする。でもまあしょせん……。

投稿者 西村 : 2006年12月23日 11:15