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2006年02月10日

上品さ

ソフトバンクの決算説明会。業績がいい。過去にはいろいろ言われたけど、ホリエモンという「下の下」の比較対象があるから、得している部分もあるかも。下品で、教養がなく、バカなホリエモンと比べれば、たいていの経営者は人格者に見える。「法的コンプライアンスも企業統治も、どの口が言ってるんだよ、笑止」という皮肉な見方もあるけど、まあ真面目にやってて、業績も会社も良くなってるんだなという印象。人が変わろう、良くなろうとしているのに、それを鼻で笑うのは人間として最低の、下品な行為だと思う。記者会見で隣に座った小キタナイ人間が鼻で笑っているので、そのことに対してムカムカした。「あのソフトバンクがねぇ」と皮肉るのは、じつに品のないジョークだ。欠陥や失敗や悪意や未熟さや、そんなものは世の中に溢れている。それにどう臨むかを見ようじゃないか。

孫さんの口調が非常に上品で丁寧なのに驚いた。そういえば生で見たのは初めてだった。計算された「社長口調」で、実はウラではやくざばりの怒声を飛ばしまくってる可能性もあるけど、少なくとも、とてもマットーな大人のビジネスマンという印象を与えることに成功している。社長の大事な仕事だ。質問にも非常に真摯に、歯切れ良く答える。技術のこともよく勉強してるし、まじめなんだな。まじめに世の中を良くしようとか、技術をあるべき姿で普及させようとか、人々を幸せにしようとか、自分たちはそのことによってワクワクしようとか、そういうことを考えている。当たり前の企業人だけど、そういう純朴さと、ビジネス上のしたたかさを兼ね備えた人材って、IT業界には希有なんじゃないだろうか。

孫さんの上品さに打たれたからじゃないけど、ぼくも最近は上品になりたいと思うようになった。態度や口調といった外堀から埋めてみようか。外壁のほころびを取り繕っているあいだに、中身なんて何とかなるもんだ、きっと。

投稿者 ken : 2006年02月10日 23:50

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