2006年02月06日
百年百昔
日本経済新聞社編『ソニーとSONY』(2005)
出井社長が舵を取った10年を中心に前後のソニー浮沈を描いたドキュメント。あ、浮沈じゃなくて、ソニーの呻吟についてだった。どういう取材をしたら、これほど細かなコメントや嘆息、ぽろりと身内にこぼしたような発言まで拾えるんだろうか。しっかりした構成と関係者の発言の引用、さすが経済新聞社。創業者OBや社外取締役たちも含めた、パワーゲームの微妙なアヤを、うまーく描き出している。特に深みがあるわけでもないけど、ビジネス書、かくあるべしといいたくなるような本だった。それにしてもソニーって興味深い会社だ。もう少しソニーの歴史を知りたくなった。
森鴎外『ヰタ・セクスアリス』(1909)
約100年前に書かれた文豪による性遍歴自伝。アンドレ・ジイドみたいに5歳でオナニーを覚えたとか、はじめて他人の男色シーンを目撃したときに吐き気がしたとか、そういうインパクトのある話を期待していたわけではないけど、それにしても、あまりにも平坦というか、イベント性に乏しい性の目覚めだったようで、実にツマラナイ。あたかもその性への淡泊さが、自らの理性の徳でであるかのように自慢げに、しかも架空の物語として書くあたりが実に嫌らしい。これで、出版当時、公序良俗に反するとかで発禁処分になったというから、本当に隔世の感がある。100年100昔ぐらいだ。
投稿者 ken : 2006年02月06日 23:33
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コメント
>どういう取材をしたら、
酒ノミニケーションだろw
投稿者 横山腹筋w : 2006年02月13日 10:12
>どういう取材
酒ノミニケーションでしょw
投稿者 へい!ます : 2006年02月13日 10:14
微妙な語尾の変化、
ハンドルの変化の真意やいかに?
あ、単なるミスですか、そうですかw
いや、夜討ち朝駆けノミニケーションですね。
そういう取材って大変だけど、楽しいだろうなぁ。
投稿者 西村 : 2006年02月16日 16:26