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2005年09月12日

do inform me, doctor

肩の痛みは日々減ってきて、快方に向かっているように思える。結局原因は不明だけど、よくよく考えてみると、今回の故障は、ある日の練習で起こった怪我というよりも、ずっと蓄積してきた石灰質の沈着ブツが、あるきっかけで痛みを伴う炎症を引き起こしたと考えたほうが自然に思えてきた。実際のところはわからないし、医者に聞いてもわからないか、答えてもらえないだろうけど。

あれこれ患者が聞く質問を煙たがっているように見える医者に不満をもっている。石灰結晶の発生原因を聞いたとき、担当医は曖昧に笑うばかりでしたが、現代医学で原因が解明されていないのなら、それはそれで患者に対して「わからないのです」と言うべきだし、勉強不足や検査不足でわからないのなら、それもそう言うべきだと思う。「患者は黙って医者の言うことを聞いてればいい」というような、適当に患者をあしらうような態度を今度みせたら、詰め寄ってみようと思っている。

石灰質結晶の沈着によってなぜ炎症が起こるのかという質問をしたときも、「白い物質によって炎症が起こったのです」という説明にならない説明しかしてもらえなかった。炎症が、物理的な圧迫によるのか、化学的作用によるのかと聞いたら、そんなことを聞くなとでも言わんばかりの顔をされた。忙しいのかもしれないけど、愛想が悪いにもほどがある。ステロイド注射が「効き目が強い注射である」ということ以外、何であるかについては、聞くことさえ許されない雰囲気。よほどグーグル先生のほうが信頼がおける。グーグル先生なら、ステロイド注射の薬理作用、副作用のみならず、その根本的な研究分野ともいえる「サイトカイン・ネットワーク」についても、いくらでも教えてくれる。

インフォームドコンセント笑止。患者に対して説明しようという姿勢がなさすぎると思う。professionalというのは、もともとラテン語で「pro(向かう)」「fess(話す)」ということで、本来は信任関係にあるクライアントに対して専門知識をもって話すということを指す言葉だったはず。専門知識によって奉仕するべき人々が、専門知識を出し惜しみしてどうする。出し惜しみは、専門知識や技術の欠如と見分けがつかないので、患者としては不安にならざるをえない。

個人的、あるいは立場的プライドから来る、カバーアップの傾向もあるように感じる。世の中には、ひどい医者もいっぱいいると思う。技術的、知識的、能力的差異は絶対にある。そういうものを、曖昧にして、ごまかしておきたいという暗黙的(明示的?)の力学が働いているように感じる。こういうところを個々人の職業倫理や道徳観に任せていると、ロクなことにならないと思う。

病院って不透明すぎるように思う。興味本位の雑誌の特集とかじゃなくて、患者と専門家で作る第三者評価機関を作って病院や医師の評価をパブリックにするのがいいと思う。ひょっとして、すでにそういう組織ってあるのだろうか。と思って検索したら、日本医療機能評価機構(http://jcqhc.or.jp/)というのがあった。機能してるかどうかはわからないけど。比較的厳しい倫理をもとめ、わりとあっさり弁護士資格を剥奪する日弁連のような、そういう自浄作用をもつ業界内組織ってのは、医療の世界にはあるのだろうか?

投稿者 ken : 2005年09月12日 23:26

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コメント

初台で前世紀末頃にバイトとしてお世話になりました鈴木です。お久しぶりです。
以前仕事のからみで病院に出入りしていましたが、そのときの印象から言うと臨床医には未だに職人的なところが残っており、体系的な知識をもとに議論できる医者はそう多くないように感じました。とくに外科は「(人体を扱う)大工さん」と呼ばれるくらいで、経験主義的な面が強い傾向にあるようです。おそらくですが、ステロイド注射はまさに「効き目の強い注射」としか言いようがないのかもしれません。

投稿者 T. Suzuki : 2005年09月15日 22:17

おっ、鈴木君って、自作系で細面で眉太めの?
久しぶり。どこでどう情報が化けたかわからないけど、
1年ほど前に「たぶん鈴木君だと思うけど、自殺したらしい」
という話がぼくの耳に入ってきて、かなり驚きました。
生きてたのね(って、どんな挨拶や)。

そうかぁ、やっぱり大工さん的なのか。
そのほうが正しい場合もあるんだろうね。勘と経験で
エイヤッで処置するというね。それで十分だろうし。

投稿者 西村 : 2005年09月16日 13:54